ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ 優しい鬼の封じ方

楠田 雅紀【著】

心交社（2015/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 259p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778119140
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

高三の鬼塚真人は一学年下の真名井龍に興味を持たれ、一緒にお昼を食べるようになる。運動神経抜群で人気者の仁龍が地味な自分に構うのを不思議に思いつつも、彼の優しさに惹かれていったある日。仁龍が鬼を退治する鬼鎮めで、真人が鬼の血を引くことを知る。真人は鬼を憎む仁龍と距離を置くが、女子に告白される姿を見て鬼の力を暴走させてしまう。するとなぜか仁龍は真人を抱きしめキスしてきて…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そらねこ]

これは萌えた～♡(人´ω｀*)♡攻めが鬼封じ、受けが鬼と人間とのハーフ。ファンタジー設定も良かったけど、兎に角高校生同士の気持ちにキュンキュンした～♡攻めが下級生で、余裕がちょっと足りず、がつがつ来るところが益々良かった♡(ΦωΦ)サクサク読めてキュンキュンして、楽しかったです♪

2017/02/14

[きょん]

鬼封じというファンタジー要素を含みつつ、ほぼ男子高校生同士の純で勢いのある恋愛話だったな。鬼を殺して恨みを連綿と買い続けるより、寄りそって皆幸せになる方がかっこいい、という主張には、つい昨今のテロ事件を重ねてしまうなあ。

2015/12/29

[しましまこ]

鬼封じ×鬼ハーフな高校生カプ。鬼設定いらんのでは...

2016/08/18

[華緯]

面白かったのに、気が抜けたような終わり方に『はい～～??』って感じだった。穏やかな真人と剛い仁龍。優しい両親に見守られて、ゆっくりと流れていく真人の日常が、少しずつ騒がしくなっていく…。人気者の仁龍と過ごす真人に嫌がらせする同級生に、これがエスカレートして、最後には『キャリー』みたくなるのかな…とどきどきしたり、問答無用で真人を殺そうとする清龍の冷たさに、どう収めるんだろう…とはらはらしたりしたのが、み～んな、すこっと片付いて終わっちゃった…。中でも清龍の外し方はハンパないよ…;;でも、優しい話で好き…。

2015/12/19

[Kira]

5/5　絵師さん目当て。初読み作家様。鬼の話は大好物だが、高校生同士の恋心がちりばめられた鬼封じの物語でとても楽しかった。年下攻めの仁龍が真人に対して余裕がなくて、がっつき気味なのが初々しくて微笑ましい。「愛には覚悟がいる」という言葉がとても印象的だった。その覚悟を若くして決めた二人を心から祝福したい。

2017/05/03