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内容説明
絶望の底にいたその日、真嶋倖夜は一枚の人物画に出会った。『フーゴ』。月のような眼差しをした絵画の中の少年。彼の湛える静かな微笑みが、倖夜を救った。出会いから数年、フーゴの面影を求めていびつな恋を繰り返す倖夜の前に、新進気鋭の若手画家、古河諒介が現れる。古河は、美しく才能に溢れた完璧な男で、穏やかな瞳と優しさはフーゴによく似ていた。倖夜は一目で恋に落ち、日ごと古河への想いを募らせていくのだが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
17
攻めが自分を相当腹黒いと思ってるみたいだけど、それほどでもないんじゃないかと思っちゃったなあ。心も体も独占したい為にとる行動も他人を傷つけるでも法に触れる訳でもなし、問題なし。と思う私が毒されてるのか?2016/01/26
リリー
10
あらすじを読んで好みな感じかと期待して読み始め…うーん、私には合わなかった(>_<)この分厚さを読み切れるまでの何かを感じられませんでした…残念。2016/10/19
nono
8
BL。新進画家の美大生と大学生。一枚の絵を心の拠り所にする倖夜が、引っ込み思案の恋愛脳でいながら雰囲気で流されてる様で違和感。諒介もそんなに絵の才能があるのか伝わらない。どうせなら倖夜は諒介の絵に惚れ込んで一途になって欲しい所。どの登場人物も今ひとつ好きになれず苦戦しました。雰囲気は好きなんですが好みでは無かったです、残念。2016/07/17
へへろ~本舗
7
倖夜に対する諒介のヤンデレターンが始まるのかなと思ったけど全然その気なしでその前に終わり。厚かったわりに物足りないのは何故だろう?「泣かないで、僕がそばにいるから」でルネ・シマール『みどりの屋根』のあの歌声が脳裏に響く。2015/12/30
ふみ
6
古河諒介(美大生で若手画家・25歳)×真嶋倖夜(大学生・21歳)家族愛に縁がない者同士(事情は全く違うけれど)倖夜は古河に一目ぼれをして、古河にはある思惑があり、二人は付き合うようになるけれど、でも古河・父が亡くなったことで、古河の倖夜に対する想いが執着愛に変わっていくお話…読んでいて、古河がそんなに悪い奴だと思えなかった私って(えっ!)…周りの人から結構愛されているけれど、本人が気が付いていない倖夜が、私的にもうひとつ、はまり込んでお話を読めなかったどころが、ちょっぴり物足りない感じかなぁ(*'ω'*)2016/01/27