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内容説明
高校三年の冬、大神陽斗は失恋した。相手は化学教師の松宮怜。大学生になっても松宮への想いを引きずったままの陽斗はある日、十年前に失踪した父親の部屋で一冊のノートを見つける。そこに書かれていたのは悪魔と取引きする方法―。半信半疑で試した陽斗の前に現れた悪魔は、忘れたくても忘れられなかった松宮だった。陽斗は、自分の魂と引き換えに付き合って欲しいと取引きを持ちかけるのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
19
天使も悪魔も人間から生まれ、魂の違いとちょっとだけ特殊能力があるだけで、強大な力の持ち主ではないから、むしろ苦労の多い人生を歩みそうですよね。途中の急展開にびっくりしたけれど、何度でも恋に落ちる運命にはやはりキュンとしますね。まだ将来に不安はあるものの、何となく幸せな未来になりそうな予感はします。2015/09/03
きなこ
14
悪魔を召喚して契約で始まった様に見える恋愛だけれど、お互いの淋しい心が引きあって本物の愛情に。ってそこからが大変だったけど。色々な設定に驚かされながら、愛するが故、どちらかが犠牲になるような最後にならないよう願いながら読了。2015/08/26
cicoppe
13
悪魔や天使の設定が面白いと思った。天使も悪魔もあがらえない法則に翻弄されて過ごしたのだろうなと気の毒に思った。輪廻、記憶喪失と好きなキーワードが散りばめられていたにも係わらず、いまいち入り込めなくて残念でした。デビュー作で号泣して以来作家買いしてきましたが、これで終了かも。2015/10/02
なみ
12
サンドリヨンを読んで気になったのでこちらも読んでみました。サンドリヨンよりファンタジー色強く最初話が掴みにくくて混乱したけど途中から分かるようになってから読む手が止まらなかったなぁ…切ないような先は安泰なのか不安な終わり方でしたが切り拓く余地あるのかもと思うといいのかなって。2017/10/22
tanya
6
あらすじ買い。時間があちこちに存在して心情が繋がらず、どう読み解くのかちょっと迷うような展開でした。脇役の兄妹やタバコの使い方はその場には合ってるけど、それで終わり？な感想しか出てこないし・・。ハピエンなお話なのでしょう。2022/05/14
