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内容説明
深い山間の村を統治する紫尾家の幼き当主・良香と、前当主の隠し子と噂されながら下男同然の扱いを受けていた広瀬隼人。話すことも禁じられていたが、隼人が村を出る前夜秘かな接触を持ち、良香に何かあれば必ず助けると誓った。９年後、東京で会社を興した隼人は、ある日紫尾家で火災が起きたことを知る。その後良香の行方を捜し新宿のバーにいることを突き止めるが、昔と変わらぬ美貌は「お前など知らぬ」と冷たい横顔を見せ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
37
★★★☆☆。受けの血筋が、都会から離れ古くから伝わるものなので、過去と現在をﾀｲﾑｽﾘｯﾌﾟしているような感覚。ﾐｽﾃﾘｰ要素もあるので先が気になりｻｸｻｸ読了。世慣れないお姫様系の受けと世話焼き攻めの組み合わせが今城さんらしくて好きです。ただ、結構早めにくっついたのがあっさりしてて残念。そして事件絡みの話もあるので甘さ控え目なのも淋しい。ﾐﾂが最後、いい味出してました。2015/08/11
きょん
24
因習渦巻く山間の孤村の最初の雰囲気は良かったんだけど、東京編がちとご都合主義的ではないかと思ってしまった。お金もコネもなくいきなり新宿に出てきて無事なのが、受けのキャラ故ってのはラッキーすぎるでしょう。そして、あっさり捕まる攻めもややカッコ悪い。部下の中西さんが出来る人で良かった。2015/08/27
りんご☆
15
読了2017/05/16
きなこ
12
良香が美しさとカリスマ性を兼ね備えていて宮様に相応しいのに、無自覚の誘い受け。隼人たまらんやろなぁ。もっと一捻りあるかと思っていたが、宮様あっさり隼人に落ちてしまったし、叔父さん簡単に捕まったしちょっと盛り上がりにかけたかな？2015/08/16
＊ちえ＊
10
元下男扱いで現社長.隼人×閉鎖的な村の当主.良香。物語はいい感じの設定なんで楽しめた！けど、パンチ弱い(笑)攻めにしても一族の確執にしても東京に出るにしてもw。なんと言うか...フラグを無理矢理建たせ、無理矢理回収した感じ(笑)ラスト、良香が初めて友達になったボーイズバーのミツの語りで締められてて、これは良かったなぁ。2015/08/29
