ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ ヘンゼルと魔王の家

鳩村 衣杏【著】

心交社（2014/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 253p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778117337
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

業界では「魔王」と呼ばれトラブルを繰り返す作家・興津真法の物件の担当となった、不動産会社営業の辺善千秋。初めて対面した興津は魔王の名に違わぬ傲岸不遜さで、一筋縄ではいかない態度と販売条件に一度は契約を断るが、売り物件の古い一軒家に対する興津の深い思い入れを知り、千秋は販売を請け負うことに。だが、ある日話の流れから興津宅で酒風呂に入ることになり、うっかり酔った千秋はそのまま興津と関係を持ってしまい…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たべもも]

★★★★☆。作家買い。これはｲｲ!と思いました。不動産売買のお仕事話がしっかりしているのは勿論の事、受けが適度に自信家で仕事面も恋愛面もグルグルする事なく気持ち良く読めました。軽く肉食系なとこもｲｲ。攻めも典型的な口下手人間だけど、だからこそ発する言葉が一言一言味があるのかも。鳩村さん、やっぱり好きだなー、としみじみ思いながら読了。

2014/12/14

[きょん]

やっぱりお仕事BLは鳩村さんですよね。仕事に対する野心も上昇志向もあって、恋愛関係もガツッといってくれる肉食受けもかっこいいなあと思ってしまった。受けの元彼は小物すぎて興ざめだが、魔王さまのお仕置きビンタプレイ(?)はちょっと萌えた。

2015/01/29

[しましまこ]

やっと読めた。新刊ではいい感じに思った魔王様が何かムリでした。言葉足らずというより常識が...

2017/02/13

[リリー]

再読。やっぱり好きな作品(*^_^*)ゲイで野心のある、けれども情に脆い部分もある不動産屋さんと、癖のある売れっ子小説家の2人の掛け合いが同性ならではで良い感じです。イラストもキラキラしすぎず良かったです☆

2016/08/02

[リリー]

面白かった♪あちこちで無理難題を吹っかけ、不動産屋泣かせの"魔王"と噂される興津×興津の持ち家を売ることになった不動産屋・辺善千秋。不動産屋さんのお仕事BLとしても、小説家のお仕事BLとしても楽しめました。とはいえ業界情報を書きすぎることもなく、ほどよいキュンとハラハラもあって配分が良かったです。トレンディドラマかって展開もありましたが、その収集をつけるために当て馬の躾をする興津に痺れました\(//∇//)\

2015/08/04