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内容説明
天涯孤独の身で一千万もの借金を背負っている土屋夏生は、金貸しに脅されコンビニ強盗をする羽目に。そんな夏生を辛辣な言葉でだが、止めてくれたのは上等な身なりの青年だった。お陰で窮地から逃れられた夏生だったが、後日、突然現れた謎の老人に大金を支払う代わりに財閥の御曹司・宇津木啓祐を誘拐しろと持ちかけられる。手渡された写真を見ると、先日助けてくれた青年が写っていて…。奇妙な誘拐劇の結末は―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
20
終始一貫した主義とはいえ、受けについていけず若干いらっとしました。安易にお金を貸すことも、心底心配してくれてる店長さん達に借金抱えてることを黙り続けて心配させ続けることも、優しさのピントがずれている様に感じてしまって、攻めならず「馬鹿かお前は」と何度も心の中で突っ込んでしまいました。高二まで愛されて育ったならもう少し何とかなっててもよさそうなのにな。お母さんの「辛い時こそ周囲に優しく」は意味が違うと思うぞ。『初めて嫌いになった』という素直になれない攻めは結構良いキャラだと思ったんだけどな。2015/01/07
このん
20
(2014年12月18日3971)夏生は両親を亡くしその時の保険金は親族に騙し取られ借金まで作られた。借金返済に窮しコンビニ強盗を企てたが通りすがりの男に止められお金まで貰った。その後どういう訳か誘拐に加担をする事になり、誘拐した男はコンビニ強盗を阻止してくれた男、啓祐だった。豪華マンションの一室に囚われた啓祐の様子を伺ううちに色々な事が分かり、最後は思いもしない展開へ。夏生の簡単に人を信じ挙句の果てに騙される人間性と、世の中の誰をも信じない啓祐の2人が何とも…。恋の部分よりも人間の繋がりが意外!2014/12/18
ももちゃん
7
攻めが可愛かったー!女王様攻め(笑) 受けがバカすぎて若干イラッとしたけど楽しく読めました♡2020/02/19
nono
7
BL。誘拐された財閥の御曹司×借金を背負った残念なイケメン。終盤になるまで話の展開が読めなくて着地点はどうなるんだとヤキモキ。不幸な生い立ちものはつい読み込んでしまうが、受のお馬鹿加減がどうものめり込ませない。考え無しの行動は読んでて辛い。もっと二人ともに人に揉まれて社会勉強すべきですな。軽い題材ではないだけに残念です。2015/11/12
へへろ~本舗
5
天涯孤独に惹かれて読んだけど、ちょっとね、夏生にイライラした…2014/12/27