ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ 持たざる者、その名は童貞

さとむら 緑【著】

心交社（2013/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 265p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778115371
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

高階一深は２８歳にして童貞だという重い秘密を、よりにもよって部下の瀬尾正親に知られてしまい、「卒業」を支援される羽目になるが―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きょん]

気楽に楽しく読めるコメディとして面白かった。受の妄想お花畑は可愛げがあるし、攻めの「数回寝たからって恋人面するな」と言いつつ実は本命は純情な子ってのもむかつきつつも男には有りがちと思えるのでスルー。ただ、BLでファンタジーなんだからきちんと告白しろよなとは突っ込みましたけどね。そして、もう少し攻めザマアな展開があれば私の溜飲はもう少し下がったのにな。でも楽しかったです。

2013/11/01

[祐＠暫しお休み中]

インパクトあるタイトルだったけど内容もコミカルで気軽に楽しめた。とにかくDTらしく夢見がちかと思えば一気にこの世の終わりみたいになってみたりと、攻めの言動に振り回されてワタワタしっぱなしのピュア受けが可愛かった。けど、最初に気持ち悪いと話を切り上げたほど拒絶してた攻めがぬるっと受けを好きになってたのはちょっと違和感だったなあ。キッカケも理由も後付けな感じがして説得力が薄かったし。年下のわりに最後まで上からだったのも気になったので、最後にもう少しくらい無自覚な受けに振り回されてるところが読みたかったかも。

2013/10/18

[りんご☆]

読了

2015/12/28

[華緯]

今月レジに持って行きにくかった本No.1です。……また、フォントが大きいし……。一深の表題(…伏せ字にするのも躊躇う…;;)だからこその懊悩は、ウザいというより笑えるレベルだったので気になりませんでしたが、(…高原のホテルや湖の花畑って……昭和か…)一深の表題(笑)を知ってからの瀬尾のからかいの方がウザかった。瀬尾が一深に惹かれていくのに全く気づかないのに拍手したかったくらい。溜飲を下げたところでハピエンという、気持ち良く読了できた作品でした。

2013/10/29

[ユキモリ]

前作のシリアスから一転、コメディといってもこのタイトルは酷いなぁ（苦笑）。仕事はできるのに世間知らずで妄想癖があり、いちいち年下攻に騙されてぐるぐるする受が可笑しかった。女好きでゲイが苦手の攻がいつの間にかじわじわ受を追いつめる展開も楽しい。そういえば高尾理一さんにも同じような受がいたなあと思い出し笑いをしてしまった。イラストは苦手。

2013/10/13