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内容説明
顔よし頭よし、常に人の中心に立ち同期の中でも出世頭の大崎哲也は順風満帆な人生を歩んでいた。そんな哲也のもとへ、上京してきた年下の幼馴染、野田透が居候することに。頭が悪く頼りない透を無下にもできず、不本意ながらの同居だったが、一心に哲也を慕う素直な透との生活は不思議と哲也を和ませた。だがある夜、仕事で大きく躓いた哲也は深酒をし帰宅。介抱する透を勢いのまま抱いてしまい―。
著者等紹介
ひのもとうみ[ヒノモトウミ]
石川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マッコリ
29
いやーほんとどーしよーもないな。最後の方はテーマソングのようにマッキーの「どうしようもない僕に天使が降りてきた」が脳内でずっと流れてました(笑)でもひのもとさんの書くどーしよーもない攻、嫌いじゃないんですよねー。前作に続き脇の人が素敵キャラ。【P・D】2011/12/01
そらねこ
28
なんでこんな奴を好きなのか分からない…ってほどスペックは高いが薄っぺらい攻め。そしてその攻めに振られても振られても執着する受け。…まぁしかし、ここまで頼られ自立してないと可愛いけども鬱陶しくなる気持ちもわからないでもないな…と思いながら読んだ。当て馬の奥園が凄く素敵なのでそっちにしたらどうか…とも思ったけど、幼いころから一途に思い続け、刷り込まれてしまってどうしようもない。攻めの自分勝手さにもムカついたが、まぁ、気持ちはわからないでもないのでモヤモヤしながらも引き込まれ一気読み。2018/04/04
Romi@いつも心に太陽を!
21
電子書籍にて。すっごく良かった!プライドの塊で体裁にとらわれて大切なものから目を逸らしていたてっちゃんも、てっちゃん一筋の透も根っこが女々しくって、でもそんな二人に何度泣かされたか。。てっちゃんは上っ面人間で、まあこんな男の子意外といるよね、と納得なキャラ。でもなんだかんだと自分勝手ながら透にだけは愛情の断片が見え隠れしていて、ひどい奴だと思いつつ憎めなかった。にしても奥園さんがイイ人すぎる。2011/10/10
ムック
20
もう、すっごく良かった!失ってから初めて気付く大事な存在…といった所でしょうか。透の粘り勝ちだな~。てっちゃんはあまり性格がいいとは言えず、何度も優しい奥園にしちゃえよ~と思ったけどラストで心を入れ換えたみたいなので、これからは一途に透を大事にしてくれる事でしょう。ムクさんの挿絵が可愛くて何度も表紙と扉絵を見比べてしまった。淡い色使いもとても好き☆2011/09/18
のこ
19
幼馴染み同士。小椋ムクさんの表紙絵、中の口絵共に素敵。攻め・哲也がスペックは高いが、本当に身勝手で計算高い嫌な男で、だけど終始攻め視点で葛藤が見えるからか、嫌いになれなかった。出世欲や、世間体を気にすることは、能力を活かして最大限努力してきた哲也にとっては当然のことだろうし、弱さも狡さもあっていいんじゃないかなと思わせられる。哲也の同僚でライバルの奥園がとても良い人な分、余計に哲也の欠点がクローズアップされ、だからこそ哲也が挫折し全てを失った時のズタボロさとの対比、受け・透の価値もよく出ていた。 2017/06/29




