内容説明
鉄のような面の皮をもち、ずるがしこくて腹黒い者でなければ勝ち残れない…あまりにも反文化的だったためタブー視されてきた「奇書」のエッセンスを大公開。
目次
第1章 厚黒学の誕生
第2章 「三国志」の英雄豪傑と聖人
第3章 厚黒学を育んだ社会
第4章 厚黒の人間学
第5章 孫文と蒋介石の厚黒学
第6章 「黒」の極致・毛沢東
第7章 「厚」の代表・周恩来
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
1938年(昭和13年)、台湾・高雄県岡山鎮に生まれる。1964年(昭和39年)来日。1969年、早稲田大学第一商学部を卒業。1971年、明治大学大学院政治経済学研究科西洋経済史学修士。現在、著作活動のほかに、拓殖大学日本文化研究所客員教授を務める。台湾では、1994年、『台湾人的価値観』(前衛出版社)で巫永福評論賞および台湾ペンクラブ賞を受賞。漢文著書約40余冊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くうき
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中国人の考え方が少しわかる本。2012/07/01
ルーファー
0
中国人の生き方・考え方を知る。2009/11/06
残心
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中国で生きることの怖さ、生きづらさを考えさせられる本。 「厚」とは厚かましくて、ずぶとい。 「黒」は腹黒の意味。 中国は建前としては「道徳の国」「聖人の国」だが、台湾では「厚黒学」が大人気、皮肉というより、処世の学として読まれている。 「誠」の人間では生きていかれない。 中国社会で悪に勝つには、より大きな悪しかない。 悪いのはすべて他人のせい。 貴重な本だと思いますが、とても読むのが苦痛の内容で、ななめ読みになりました。 黄文雄先生がお亡くなりになり、貴重な人材がまたいなくなってしまった。 図書館本 2024/09/07