内容説明
「いろは歌」は、無実の罪に死んだ歴史上の人物の遺書だった。そこには「とがなくてしす」という恐ろしい暗号が仕組まれていた。これは、誰が、いつ、どんな目的でつくったものなのか。古代暗号学を独自の方法で追究し、ついに「いろは歌」と柿本人麻呂にまつわる謎のすべてを明らかにした。
目次
第1章 ただよう不気味な調べ―「いろは歌」は怨歌であった(第一の暗号文とは;「いろは歌」の成立をめぐって)
第2章 罪なくて死んだ歌人の正体―作者は大物万葉歌人である(歴史に登場する悲劇の歌人たち;「あめつち」の意図するもの;『金光明最勝王経』の秘密)
第3章 第二の暗号文の示唆するもの―暗号の伝達はある人物に託された(「色葉歌」と『万葉集』のつながり;「本乎津能己女」とは誰か)
第4章 『万葉集』成立の真相―人麻呂の形見としての『万葉集』(流刑人の奥山越え;『万葉集』の巧みな構成)
第5章 古代王朝にみる愛と死―権力闘争に敗れた者たちのロマン(津の里の女の愛;「あめつち」の秘密;「いろは歌」は四十八字だった;柿本人麻呂の残したもの;『万葉集』にある暗号)
著者等紹介
篠原啓介[シノハラケイスケ]
1931年、徳島市に生まれる。新聞記者、出版社編集長、出版社社長を経て著述活動。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- かなとだいこん