社会は、静かにあなたを「呪う」―思考と感情を侵食する“見えない力”の正体

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社会は、静かにあなたを「呪う」―思考と感情を侵食する“見えない力”の正体

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778036515
  • NDC分類 304
  • Cコード C0033

出版社内容情報

社会の「呪い」を検証する

【社会の「呪い」を検証する】

ネットニュースやSNSで以下のようなメッセージを耳にしたことはないだろうか。
「日本はオワコン」「人生は幸せになるためにある」「やりたいことを仕事に」「資本主義ゲームや競争から降りよう」「この世は親ガチャで決まる運ゲー」

本書における“呪い”とは、このような気づかぬうちに私たちの思考と行動を縛り、時に重圧を与えてくる言葉を指す。しかし、全て“根拠のない思い込み”だとしたら、どうだろう。

人気サイエンスジャーナリスト・鈴木祐氏が、データ&エビデンスをもとに呪いの真偽を徹底検証! いま明かされる「あるべき論の偽り」とそれに踊らされる「人間心理のメカニズム」 。私たちは言葉とバイアスが作る“透明な牢獄”から抜け出せるか。

経済や幸福、働き方、遺伝と才能―現代人が信じ込んできた“正しさ”を、鈴木氏が鮮やかなまでに撃ち砕く。思い込みから脱し、真に自由になるための書がここに誕生。


<本書で検証する主な「呪い」>
・日本は、少子高齢化で未来がない
・人は幸せになるために生きている
・もう経済成長はいらない
・情熱を持って仕事に取り組め
・人生は遺伝で決まるetc.


【目次】

内容説明

努力せよ、幸せになれ、やりたいことを見つけよ―これは全部「呪い」である。私たちは言葉とバイアスが作る“透明な牢獄”から抜け出せるか。データ&エビデンスで解き明かす「あるべき論の偽り」とそれに踊らされる「人間心理のメカニズム」

目次

序章 「呪い」とは何か?
第1章 あなたの未来には、なんの希望もない
第2章 幸せにならなければ、生きる意味はない
第3章 競争から降りて、みんなで貧しくなろう
第4章 情熱のない人生は、無に等しい
第5章 人生は生まれで決まり、努力には意味がない
終章 なぜ人は人を呪うのか?

著者等紹介

鈴木祐[スズキユウ]
サイエンスジャーナリスト。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒。16歳のころから年に5000本の科学論文を読み続けている、人呼んで「日本一の文献オタク」。大学卒業後、出版社勤務を経て独立。雑誌などに執筆するかたわら、海外の学者や専門医などを中心に約600人にインタビューを重ね、月に1冊のペースでブックライティングを手がける。現在まで手がけた書籍は100冊超。自身のブログ「パレオな男」で健康、心理、科学に関する最新の知見を紹介し続け、現在は月間250万PV。近年はヘルスケア企業を中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hannahhannah

8
サイエンス・ジャーナリストの最新刊。現代社会に蔓延る呪いについて。未来は絶望しかない、幸せになれ、競争から降りてみんなで貧しくなろう、情熱のない人生は虚しい、人生は遺伝で決まるから努力には意味がない。これらを最新の研究、分析から批判していく。成熟経済の国においては人口の増減が経済にもたらす影響は意外なほど小さいというのが印象的だった。また、遺伝についても遺伝率という観点から見ると遺伝が絶対ではないということが分かる。また読んでもい良いと思える本でした。2025/10/09

Kent

5
世間でよく言われる一見正しそうな意見の影響(本書で言う呪い)の影響はかなり大きいと感じました。本書を読むことで、そうした意見やデータも冷静に見直すと必ずしも正しいとは限らないということが理解できます。「日本人は生産性が低い」という意見も、実際は日本人が丁寧で質の高い仕事をしているため、数字だけで判断するとそう見えてしまうだけという指摘には大変納得しました。特にネガティブな情報は信じ込みやすいものであり、そのような情報に接したときは、異なる立場から考えたり見方を変えたりすることが重要な姿勢だと感じました。2025/09/05

つっきーよ

5
社会にはびこる5つの主要な考えに対してサイエンスライターの鈴木祐氏が論文を元に反証していく。彼がやりたいのは正しい考えを広めることではなく、人生の複雑さを複雑なまま受けとめて欲しいということだと思った。確かに肯定的であろうと否定的であろうと分かりやすい答えに飛びつきたくなってしまうのかもしれない。特に遺伝率の話が面白かった。遺伝率で実際に分かることはなく、結局、試行錯誤してみないと何も分からないらしい。そもそも遺伝か環境かという問い自体が単純化し過ぎているので、その答えには単純な答えしか出てこない。2025/08/30

Dヨッシー

4
非常に仰々しいタイトルの本だが、いつも通りパレオさんの本でありつつ独特。この本の根幹は「物語の複雑さ」と不快やネガティブな感情をどれだけ味わえるかである。自分の確信や巷に溢れている説には問題がある。だが、先行きが不透明な時代において、わかりやすくネガティブな情報や受け入れられやすい。やはり、地道に努力をしつつ、工夫していくことが必須なのであろう。序章と終章だけでも一読の価値あり。2025/08/27

May

3
巻末の不確実な状況にも耐える力が想像以上に低くて、もっと柔軟性を持って好奇心を育てていきたいと思った。思った以上に自分自身が呪いにかかっていた。2025/09/13

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