出版社内容情報
パラアスリートから学ぶ「勇気の一歩」
「一生役立つこどもメンタル本」シリーズ、第3弾は「オリンピック編」「パラリンピック編」の2冊同時発売!
サッカーキッズに向けた『こころのパス サッカーで折れないメンタルをつくる21のヒント』(著・中村憲剛、佐藤寿人、今野泰幸)、卓球キッズに向けた『こころのラリー 卓球メダリストのメンタルに学ぶたくましく生きる22のヒント』(著・水谷隼、石川佳純)に続く、トップアスリートのメンタルをひもとく児童書シリーズ。
『こころの輪 パラリンピック編』に登場するのは、車いすラグビー日本代表のキャプテンを務め、パラリンピックで2大会連続のメダル獲得に貢献した池透暢選手、視覚障がい者が伴走者と走るブラインドマラソンの選手として、2021年の東京パラリンピックで金メダルを獲得した道下美里選手、そして日本のパラスポーツ界を長く引っ張ってきた第一人者で、陸上競技とスノーボードの二刀流で夏季・冬季通算5度のパラリンピックに出場してきた義足のトップアスリート、山本篤選手の3人です。
3人は、それぞれの方法で自身の障がいと向き合い、ときに苦しみながらも前向きなメンタルや姿勢を持って、チャレンジすることを決してやめずに進んできました。その力強く、かつしなやかな心の持ちかたや思考法に触れることで、障がいの有無にかかわらず、悩みや葛藤を持ちながら過ごす子どもたちが勇気を持って“明日への一歩”を踏み出すためのヒントがもらえるはずです。
もちろん本作も文章は全編ふりがな付きで、かわいいイラストとともにお届けします。小学生のお子さんはもちろん、パパ・ママや指導者の方々にもオススメの1冊です。
※本書はアクセシブル対応の一環として、ご購入いただきました障がい当事者(視覚障がい・肢体不自由などの理由のある方)で、ご希望される方にテキストデータの提供を行います。詳しくは書籍内の解説ページをご参照ください。
内容説明
パラスポーツのレジェンドが贈る、明日への一歩を踏み出すための勇気の持ちかた。
目次
第1章 スポーツのおもしろさを知るためのヒント(友だちのために生きる―。ぼくが車いすスポーツをはじめた理由;「自分になにができるか」なんてわからない。だからどんなことにもチャレンジしてみて! ほか)
第2章 自分らしくがんばるためのヒント(マラソンの楽しさは「がんばれば、がんばるほど」。知らない自分に何度も出会える。;可能性が「ゼロじゃない」ならやってみる。小さな目標を立てて一歩ずつ前へ! ほか)
第3章 自分、仲間、ライバルと向き合うためのヒント(小さな「できた」を重ねた自信が、「できない」自分をふるい立たせた。;ぼくは最後まであきらめない。その先に新しい可能性があると知っているから。 ほか)
第4章 緊張、不安、カベを乗りこえるためのヒント(負けたくやしさは「次に勝つ」ためのエネルギー。;「練習が試合」。そう考えて練習をしてみたら試合でぜんぜん緊張しなくなった。 ほか)
著者等紹介
池透暢[イケユキノブ]
1980年7月21日生まれ。高知県出身の車いすラグビー選手。日興アセットマネジメント/高知Freedom所属。2014年より車いすラグビー日本代表キャプテンを務め、2016年のリオデジャネイロパラリンピック、2021年の東京2020パラリンピックで2大会連続となる銅メダル獲得に貢献した
道下美里[ミチシタミサト]
1977年1月19日生まれ、山口県出身の陸上競技選手(ブラインドマラソン)。三井住友海上所属。2016年のリオデジャネイロパラリンピックで銀メダル、2021年の東京2020パラリンピックで金メダルを獲得。女子T12クラスのフルマラソン世界記録(2時間54分13秒)を持つ(2024年5月時点)
山本篤[ヤマモトアツシ]
1982年4月19日生まれ。静岡県出身の元陸上競技選手。新日本住設所属。2008年の北京パラリンピック、走り幅跳びF42/44クラスで銀メダルを獲得し、日本の義足陸上選手として初のメダリストに。以降、4大会連続でパラリンピックに出場。2018年の平昌パラリンピックではスノーボード日本代表として冬季大会にも出場した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。