出版社内容情報
受験大国・韓国で約10万部売れた数学本
受験大国・韓国でいちばん売れた数学本(2021~2022年)の日本語版です。数学の本といっても複雑な数字と計算、記号を絡めた数式を読むものではありません。著者の巧妙な(けしからん)ストーリーとイラストで、難しく感じがちな数学を世界で最も愉快な話にしています。
「凸図形と凹図形の違い」「ストローの穴は1つか2つか、0?」「4次元図形の描き方は?」「誕生日が同じ人が存在する確率は?」「0.9999……と1は同じ数?」といった高度な問題を、これまで見たこともない話でわかりやすく解説し、読者の脳を刺激します。数学のなかでも特に難しいと敬遠されがちな微積分についても「微分は傾きを求め、積分は広さを求める方法」という簡単な定義から入ることで、読者の隠れていた数学頭を引き出してくれます。
全4部で構成されていて、各部にはいくつかの話題が収載されていますが、最後まで読むとそれぞれが単独にあるのではなく、1つの大きなテーマに収束していきます。こんな壮大な内容を高校生の著者が書いたという事実には驚かされます。決して、参考書や問題集のような内容ではなく、数学エンターテインメントが楽しめる1冊です。
内容説明
数学の面白さに目覚めてしまう本。図形で紹介 数学が少し苦手でも面白さを実感できます。
目次
第1部 純粋な星が輝く数学の夜空(数学の言語と文法;ストローの穴の数は1つか、2つか?;数学の塔 1階には公理がある)
第2部 自由な雲が浮かぶ数学の野原(次元の限界を数学で超える;無限を超え、さらなる無限な無限へ)
第3部 宝物が隠れている数学の森(問題の中に隠された鳩を探して;マグカップの中、シナモンパウダーのワルツ;地球の正反対にある縁を探して)
第4部 数学の目で見る世界(最も効率的な方法を探して;人生はゲームで、ゲームは数学だ;実用的な数学の最高峰、微積分;カオスの中で未来を見通す数学)