出版社内容情報
「あしたのジョー」原作者の自伝的エッセイ
「あしたのジョー」の映画化で再び脚光を浴びる原作者が「サンデー毎日」に連載し、79年に毎日新聞社から単行本として刊行された自伝を新装増補版で復刊。手に汗握る自身の劇画そのものだった生涯をみずからときに軽妙に、ときに驚きのエピソードをまじえつづった一代記。「あしたのジョー」40周年記念出版。
梶原一騎[カジワライツキ]
著・文・その他
内容説明
「あしたのジョー」「巨人の星」「タイガーマスク」“マンガ原作の開拓者”が激動の半生を率直に語った伝説の自伝。
目次
1 少年作家の夢と力道山
2 週刊マンガ誌の波に乗る
3 アニメ・ドラマ化の狂熱時代
4 怒涛の興行世界へ
5 第二幕へのエピローグ
ちばてつやインタビュー―「梶原さんの原稿と格闘した熱き日々」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
八百
20
どこをどう取っても滅茶苦茶な人…それが梶原一騎その人である。人物像だけ見れば大の苦手の部類なのだが歿後30年も過ぎようと言うのに我が書庫には「あしたのジョー」と「愛と誠」の保存版と愛読用の2セット72冊が未だ鎮座している、無論あの世まで持っていくつもりで。それだけインパクトのある劇作家であったのだろう、よろしくない事件やスキャンダルも霞んでしまうほどその影響力は計り知れず手塚先生や赤塚先生と同じ土俵で巨匠と呼んで然るべきと私は思う。再刊の新装本であり価値的には高くはないがファンならずとも読んでおいて損なし2016/09/11
山田太郎
13
これ読んでるとえらくいい人に思えるな、悪い人だったというわけじゃないけど、かなりクセがあったというかなんというか。自伝だとこうなっちゃうのかな、まだすごいというかむちゃくちゃな人生だったと思うけど。2011/08/14
majiro
12
享年、なんと50歳!!!衝撃の若さ。。。全編にわたる控えめな態度も、ほぼ衝撃。。。いろいろとものすごい人であった。
kokada_jnet
4
79年刊行本の再刊。後世の目で見ると梶原一騎は全然「劇画一代」ではない・・。当時は「劇画の人」だったのだなあ。得意の「怪しげな詐称的記述」が、巻末収録の年譜との比較で明らかになる。「熊本出身で、大学にも行っている」と称していたのか。2011/04/01
古本サバイバー
3
原稿は読んでると情景が浮かんできますね。2013/01/25