感想・レビュー
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蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
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名前は知っているが内容は知らない物語の一つであった。時は幕末。父に死なれ母は不在の少年・金野鈴之助は剣の修業に勤しむ。師の勧めで江戸の千葉周作の道場に入門する。兄弟子のしごきや道場破りの対応をしながら師匠に学んで行く。道場出入りの仕立て屋・お鈴さんが実は母だが修業の為に黙っているという設定である(名前で気付きそうなものだし、音信不通だった癖に随分勝手である)。鈴之助に負けて道場を破門された竜巻雷之進がライバルとして常に顔を出す。鈴之助は武者修業の旅に出て、秘剣・真空斬りを教わる。昔っぽい。2014/11/12