マタギとは山の恵みをいただく者なり

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784777926671
  • NDC分類 384.35
  • Cコード C0039

内容説明

山へ入り、獣を獲り、菜を採り、魚を捕り、つまりは、神住まう山から命を戴く、真摯なる民の物語。

目次

第1部 山のメインディッシュ―獣肉の狩りと調理(雪に隠れた熊がもたらす恵み;マタギのメシから生まれた郷土料理;しのびで捕ったウサギを食す)
第2部 山で芽吹く幸―茸・山菜の採り方、味わい方(マタギと犬と茸採り;食卓を彩る旬の山菜;マタギの家の豊かな食卓)
第3部 川や海からの恵み―マタギの身近な魚たち(川とマタギと魚;マタギの里にやってくるハタハタ)
マタギの過去、現在、そして未来

著者等紹介

田中康弘[タナカヤスヒロ]
1959年、長崎県佐世保市生まれ。島根大学農学部林学科、日本写真学園を経てフリーランスのカメラマンに。阿仁マタギとの長い付き合いをベースに『マタギ自然塾』を2004年から開催。林野庁、トヨタ環境助成、日本財団の事業を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

32
再読。九州のクマ絶滅のことや、後継者不足の結果変わってしまった自然とのかかわり方などに前は興味を持ったんですが、今回は食べ方とか狩り方に興味がわきました。自分が興味を持つ角度が変わると、同じ本を読んでもこんなにくみ取るものがちがうんだなあ。2021/06/07

あかぽち

5
「マタギ」って一人で山に入って熊撃ちする人の事だと思ってました。全然違いました!秋田県阿仁町にあるマタギの里。熊猟だけでなく兎やキノコ、山菜を獲る生活を今でもされてます。手作りのきりたんぽも美味しそうでした。狩猟に役立たなくても犬を連れて行き、お手伝いというかイタズラするその姿がカワイイなぁ。飼い犬というよりも相棒なんだねぇ。【SEN週間】本。2015/11/22

piccoro116

3
今までとは少々毛色が異なり、日本各地の獣の猟を取材しています。 ハクビシン、アナグマ、トドなどあまり普段は見ない肉も見せてくれます。少々一項目が短いのが残念。全ての獣に対してそれぞれ本一冊くらいかけそうな気がするのですが。しかし、この著者少々味を占めた感がありますね。内容はこのカテゴリーが好きな人にとっては非常にいい本と感じると思われます。 2014/10/23

あや

2
ストーリーのある本ばかりを手に取りがちだけど、たまにはこんな本もいい。マタギの山の暮らしに思いを馳せ、心静かになる感じ。ウサギをとり、熊を撃ち、茸をとり…。こういう生活は正直とてもできないし、街で暮らす自分がある種のノスタルジーをもって眺めるのは失礼なのかもしれないけれど、でも、読んでいて心の均衡が取れてくる気がする。生きるって、実はとてもシンプルなことなんだと。2015/03/02

ELW

1
 基本は犬と一緒に猟はしなかったんだ。大きい鮎でも美味しいんだ。ハタハタの大きいのもブリコも美味しんだ。川魚をナマでいっちゃうんだ。熊の胆ってそーいう扱いになったんだ。『白鯨』を読んでおいてよかった。2016/04/06

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