〔エイ〕文庫 平翠軒のうまいもの帳―“食のパトロン”が作った素晴らしき“食べもの宝箱”へ

中島 茂信【著】

エイ出版社（2005/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 183p／高さ 15cm
• 商品コード 9784777903016
• NDC分類 596
• Cコード C0177

内容説明

岡山県倉敷市に“食の宝箱”とさえ呼ばれる奇跡のようなお店があります。それこそ、三代続くこの古い町の旦那、森田昭一郎が自らの舌と情熱と意地で“うまいもの”を集めた平翠軒なのです。この店の棚にずらりと並ぶ商品の数々は、日本一幸せなうまいものたちです。

目次

まずは、平翠軒選りすぐりのおいしいもの
手間と暇を惜しまない、本格チーズや燻製
料理をひと味もふた味も変えてしまう、スパイスとタレの妙味
ついつい晩酌がすすむ、何でもないけど、どこにもない酒の肴
至福のひと時をこんなジュースやお茶と共に楽しみたい
至福のジャムやバター…。主役を張れる脇役達
甘いだけじゃない、大人のデザートも各地から

著者等紹介

中島茂信［ナカジマシゲノブ］
１９６０年（昭和３５年）東京生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[だーぼう]

いつまで灯台下暗しなんだ。ギンザシックスに行く必要も、ネットを使う必要もなかった。近所に食の宝箱。ブログに感想を書きました。

2018/09/20

[オシャレ泥棒]

時々ランチに行く店にて。行く度に少しずつ読んでいたが今日が最後なので読了。

2016/03/30

[prosecco]

倉敷に実在する食料品店。本当においしいものしか置いていない実在する店。その本当においしい一品逸品をエピソードとともに紹介してくれます。 私の食に対するの評価基準の一部となったと思われる一冊です。

2013/05/26

[かじ]

「暮らしの中の食べ物」を扱うという観点、食の安全に配慮する中で「全ての食品添加物が悪ではない」ことも理解していること、加えて「安全で安くてうまいものなど金輪際ない」と言い切れること、それが平翠軒の個性を形作っているのだろう。作り手の様子から作られる様子まで余すところなく、これだけ説明されればやっぱりちょっと買ってみたくなろうというもので（笑）、横浜そごうにも出店していると聞くので、機会があればまずそちらから覗いてみたい。もちろんいつかは倉敷にも！

2013/05/10

[つれづれ]

もっと手の届かない「美食」のたぐいばかりかと思ったら、ちょっと背伸びすれば手の届く値段の、けれど珍しい、そして安心して食べられるものが並んでいて興味深かった（でも巻末に、これからは「作り手の考え方が色濃く反映されたアートや作品と呼べるようなもの」を増やしていくとあるので…）。岡山に行くよりも近いキュルノンチュエ（岐阜・高山市）のリエットを、まずいただいてみたい。

2008/11/05