内容説明
お茶と写真はよく似ている、という大のお茶好きにして写真好き、ピンホールカメラ、クラシックカメラから二眼レフ、レンジファインダーカメラ、一眼レフ、ポラロイド、オモチャカメラなど、さまざまなカメラを使って写真を楽しむ写真家・藤田一咲が、写真は初めての方から、どっぷりハマってる人、すべての写真好き、お茶好きの人々に贈る「楽しいカメラ生活」のススメ。同著者による大好評『ハッセルブラッドの時間』に続く、見て読んで楽しいエッセイ全28話書き下ろし+写真119点。
目次
第1章 カメラを手に入れよう!(カメラを手に入れよう!;ひいおじいさんのカメラ ほか)
第2章 カメラを手に外へ飛びだそう!(オモカメのススメ;写真は手品か魔術か ほか)
第3章 和・旅(旅の写真;日本の“美しい” ほか)
第4章 洋・旅(海外・デ・写真;世界背中物語 ほか)
第5章 「何もないところ」への旅(「何もないところ」への旅;世界について)
著者等紹介
藤田一咲[フジタイッサク]
東京都・水瓶座生まれ。雑誌の取材、広告などの撮影をする、旅、生きもの、宇宙、地球、音楽、写真、人を愛するラブ・アンド・ピースなノン・ジャンルのフォトグラファー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
46
写真を撮ることにセカセカしないで、モノやコトをもっと味わって撮ろうよ。と教えてもらえるエッセイと写真の数々。フィルム時代は1枚1枚が大事なショットだったけどデジタルになったら撮った写真を見返すことも少なくなっちゃった。泥棒が残した歯ブラシとカメラの話は笑えた。一咲さんの写真の人物も風景も好きだな。これは手元に残しておきたい本です。枻文庫良いよね~。2021/01/17
ホークス
28
写真家のフォトエッセイ。気楽に読めるけれど、見る事感じる事に全霊をかけているのが判る。「写真は本来、光で描くもの」という一節は素敵だなぁと思った。以下面白かった話。写真(真実を写しとる)という言葉が写真を不自由にしている。写真とお茶は似ており、方法論のポイントは確かにあるが、それで自分にとってうまい写真やおいしいお茶になる訳ではない。外国人が日本の風景を美しく撮れるのは、日本人が常識頼みで、美しさを虚心に探せていない裏返し。読書と写真は、どちらも本当は歳相応のものなど無く、感じるままに読み、撮るべきである2017/03/12
モリー
27
何度でも開きたくなります。2019/03/17
RYOyan
13
旅と写真の関係について語られていたエピソードが印象的。思ってたよりも深かった。これは写真もそうだけど、お茶にも通じるものがある。2016/08/08
ほじゅどー
11
★★★★色々なお茶を味や気分で楽しむようにカメラも写真も楽しもう。一眼レフカメラのよさは撮りたいものをよく見ることができること。自分で満足のいく写真が撮れないのは、撮りたいものを十分に見ていないから。自分の気持ちも見えていない。写真を撮る時はファインダーの向こうに自分を取り巻く世界と自分の眼差しを見る。だから写真を撮るものは誰でもどこにいても孤独を感じる。孤独とは自分と世界とが分離しているように感じる感覚。写真を撮るということは、孤独のうちに宇宙や世界を友に自分の心の探索の冒険に出ることだ。2019/06/04
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