内容説明
火力、水力、風力に、原子力をプラスして、地熱に波力に利雪に牛糞!?自然の恵みは何でも使う、ウンチだって立派な燃料…。作家の荻野アンナがニッポンとフランス、21世紀のエネルギーの現場を訪問。数学ギライの文系人間に送る、大人の科学的社会科見学ツアー。
目次
フランス編(この本、お徳用;嵐を呼ぶ女;いつでも、どこでも、下着は勝負 ほか)
フランスの思い出スナップ
日本編(ゴジラの卵が孵る日、横浜市下水道局・北部汚泥処理センター;串木野アラビアンナイト、串木野国家石油備蓄基地;マグマ大使のサウナ風呂、九州電力・山川地熱発電所(鹿児島県) ほか)
エネルギー観光案内
著者等紹介
荻野アンナ[オギノアンナ]
作家、慶応義塾大学文学部仏文学科教授。昭和31年11月7日生まれ。父がフランス系アメリカ人のためフランス国籍だったが、10歳のとき日本に帰化。昭和58年から仏政府給費留学生として留学し、ラブレーを研究。帰国後、書評を手がけたことを機に創作を始め、平成元年に芥川賞候補となる。候補4回目の平成3年「背負い水」で第105回芥川賞を受賞。平成13年には「ほら吹きアンリの冒険」で第53回読売文学賞を受賞
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