内容説明
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。
目次
(猫だって、)いっぱいおしゃべりしたいことがある
(猫だって、)ちゃんと家族の一員さ
(猫だって、)邪魔な命なんかひとつもない
(猫だって、)ずっとの我が家がほしい
(猫だって、)愛されたら愛され顔になる
(猫だって、)初恋の彼をわすれない
(猫だって、)ありのまま愛されたい
(猫だって、)みんなの笑顔がうれしい
(猫だって、)さびしさをこらえる時もある
(猫だって、)十猫十色〔ほか〕
著者等紹介
佐竹茉莉子[サタケマリコ]
フリーランスのライター・写真家。路地や漁村、取材先の町々で出会った猫たちのしたたかけなげな物語を写真と文で伝えるべく、小さな写真展を各地で開催中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miww
83
ここに登場する子はみんな元野良ちゃんか捨てられた子たち。その生い立ちと今の家族との出会い、生活をご本人(本猫)が語られています。過去の辛い経験、保護直後の痛々しい姿から見違えるほど美しく幸せになった写真とエピソードに心が温かくなります。「猫だって、ちゃんと家族の一員さ」「猫だって、ありのまま愛されたい」「猫だって、約束を守り続ける」‥。猫だって、猫だって、猫だって、『人と同じ』。2019/03/22
楽駿@新潮部
52
にゃんこ祭り2019 最初の1冊。そのままじゃ、生きていられなかった猫たちの、それぞれの物語。人にそれぞれの人生があるように、猫にも猫生があると思う。出会いや、別れは、これも人も猫も運命。出会えた事に、深く感謝。野良猫は、警戒心の強い子が多い。抱かれることも嫌がったり、ピンポン鳴ると、ダッシュで逃げたり。これまで、安心して生きられる場所が、見つからなかったんだよね。ゆっくりと時間をかけてで良いから、安心して、へそ天で眠れる場所を探そう。私も、うちの子に出会えて良かった。毎夜、足の上で寝るので重いけれど。笑2019/02/17
瑪瑙(サードニックス)
42
猫にだって色んな事情と言うものがある。本当にそうだと思う。様々な境遇の猫たちが自ら語る形式で幸せになった経緯が描かれる。事情を知ると苦しくなるけれども、皆幸せになれて良かった。2024/01/02
saga
32
【古書】ジャケ買いの要素もあるが、我が家でシェルター猫や捨て猫と一緒に暮らす共感が購入動機だ。最初のシェルター猫は、当時、息子の難しい思春期の真っ只中。息子の心を映し出すように、なかなか自分に懐いてくれなかった。今は、捨て猫・迷い猫の2頭が加わり、賑やかな我が家になっている。猫目線で綴られる22+αの物語を読むと、我が家の猫達との出会った時のことを思い出さずにはいられない。2019/06/04
ケイプ
23
「ねえ、あなたはどんな風にしてお家に迎えられたの?お話聞かせて。」22匹の愛情たっぷりのエピソード。心があたたかくなりました。2019/01/06