波乗り介助犬リコシェ―100万人の希望の波に乗って

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波乗り介助犬リコシェ―100万人の希望の波に乗って

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784777814688
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

事故で障害を負った男の子、心的外傷後ストレス障害に苦しむ帰還兵、悪性の脳腫瘍で余命わずかと宣告された少年―リコシェはいつも、誰が癒しを必要としているのか、わかっていた。傷ついた本人だけではない。彼らの家族、友人、そして周りで見守るすべての人々に希望と笑顔を運んだ。サーフボードに乗って。介助犬訓練を脱落したやんちゃすぎるサーフィン犬が起こした奇跡。

目次

きっかけ
幼いころ―喪失と恐怖
暗闇の出口
誕生―宇宙の贈りもの
ケ・セラ・セラ
期待という罠―離れていった心
受容―魂の解放
再生―ありのままに
善の勝利
悲劇を越えて
すべては必然
神の介入―天使に守られて
強くなること―語られない言葉を通して
共感、洞察、魂に触れる
奉仕と自己犠牲
聖なる旅

著者等紹介

フリドーノ,ジュディ[フリドーノ,ジュディ] [Fridono,Judy]
医療経営管理や健康ビジネスの分野で働いていたが、介助犬育成という使命に目覚め、トレーナーの学位を取得。サンフランシスコ聴導犬協会や海洋生物愛護協会の資格も所有。NPO団体「パピー・ブロディジー・ネオ・ナータル」および「アーリー・ラーニング・プログラム」を立ち上げ、障害のある人びとのために介助犬を訓練している。また、世界で1匹の「サーフィス・ドッグ」、リコシェの保護者。現在はサンディエゴで、リコシェと介助犬のリーナと暮らす

プファルツ,ケイ[プファルツ,ケイ] [Pfaltz,Kay]
ライター。多数の媒体で執筆活動を行う。印税は動物保護にあてている

小林玲子[コバヤシレイコ]
国際基督教大学教養学部卒、早稲田大学院英文学修士。サイマルアカデミーで翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

46
経験豊富な訓練士が天才犬だと信じ育てたリコシェ。しかし鳥を追いかけるなどの悪癖を捨てる事が出来ず、泣く泣く介助犬の訓練を諦めた時、リコシェの好きだったサーフィンが多くの人を助ける事になるのを訓練士は見つけたのだった。実話だということで早速youtubeで動画を探して見る。サーフィンを助けるサービスドッグ!障害をもつサーファーと一緒のボードに乗り、バランスを取る手助けをする犬の姿に驚愕した。盲導犬、セラピー犬、警察犬・・・人を助けてくれる犬は本当に神様からの贈り物だと思う。心が震えました。2015/08/14

hanagon44

19
何気なくチャンネルを替えた時に映っていた人と同じサーフボードにのってバランスをとる犬の画像に目を奪われたのがこの本を見つけるほんの2週間ほど前。アッと思い手に取りすぐに読みました。リコシェの飼い主自身の経験も,その適性を発揮できる状態までの道のりも,それから出会った多くの人々の経験や協力もすべてが「ありのままの相手を認める」ことでつながり輝いていく様がとても眩しく,心を揺さぶられました。身の回りには良いことも悪いこともあふれていて,自分が必要とするものを誰にも惑わされず選んでいく勇気が大事だと感じました。2015/05/05

Noboru

4
様々な境遇に苦しむ人と心を通わし、癒やしをもたらすヒーリングドッグのお話です。動物の感受性の鋭さに驚くと共に、愛らしさに癒されます。また、直接的に内容とは関係ありませんが、介助犬リコシェを飼ってる著者の考えを通して、キリスト教的な精神の在り方や、アメリカ人の日本人とは違った自己主張の強さ的なものも垣間見え、そういった意味でも面白い作品でした。2015/06/26

明るい果物

2
ricochet(跳ね回る)という意味の名前のリコシェ。なんだかキリスト教のバイブルを読んでいるような感じがしました。PTSDの章が私は好きだなと思った。リコシェ、すごいなあ。「サーファーはすべての波をこれまでの最高だと思って乗る」らしい。「驚いたなジュディ、こんなに大勢を助けたとはな」のところでジーンとした。なんかこの本は感想がうまく書けない。笑2015/08/15

tageco

1
★★★格言を多用したり天の意思とか見えない手とかでてくるのは若干鼻につくが、リコシェやリーナの犬の話はすばらしい。感動した。最近ブレンダがかゆがったりするとき、ブレンダに冷たくしたりしてたのを反省した。犬は人間のエネルギーをそのまま受けるものだということを再認識した。ブレンダが幸せになったり健康になるには飼い主がそうでないといけないのだと思った。犬のノンフィクション本はもっと読むべきだと思う。2015/05/10

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