内容説明
いまなぜ、野口英世か―世界を驚かせた野口流の生き方。努力・熱情『24時間不眠主義』。知ってるつもりで知らないDr.ノグチのけたはずれの魅力。
目次
パナマ
エクアドル
メキシコ
ペルー
ブラジル
ニューヨーク
メリー・ロレッタ・ダージス
野口とメリーの隠された国際結婚
エベリン・バトラー・ディルデン
初恋の人、山内米子
母、シカ
野口英世アフリカに死す
著者等紹介
山本厚子[ヤマモトアツコ]
東京生まれ。慶応大学文学部史学科卒業。スペイン・マドリッド大学留学。ラテンアメリカを中心に民間・政府国際プロジェクトの技術翻訳者、通訳として活躍。このころ野口英世に関心を持ち、以来20数年、地球8万キロ以上を野口取材で駆けめぐる。ジャーナリストとして「新潮45」などを舞台に多くの記事を執筆。現在、早稲田大学・東京農業大学講師
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感想・レビュー
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ねこをうらがえし
4
どうしてこんな、若い時分から借金することが平気なのだろう、とか、夫婦揃って貯蓄しなかったんだろう、とか、偉業には関係ないところが気になって仕方がない(笑)。日本ではお札の人、というイメージだが、南米では日本以上に崇められていることが興味深い。2016/05/07
トクサコ
4
科学者としては、超一流。人間としては不器用な、そんな野口英世の生き様を感じた。2015/03/26
荒野の狼
2
私は野口英世のある程度は知っていると思っていたが、本書は知られざる野口英世について丁寧に調べ、実直に叙述されて居り、私にとっての新しい世界の発見の連続であった。普通の偉人伝では後半生の大半が省略されているけれども、本書はその後の野口英世にスポットライトをあて、きちんとアプローチし、物されている事に敬意を表したい。2009/10/08
セルジオ肥前
2
著者の執筆のきっかけになった南米でのお話がいちばん良かった。