出版社内容情報
昨今、企業からの個人情報漏洩がニュースになることが増えています。企業が保有する顧客情報や会員情報が、サイバー攻撃やシステムの設定ミス、従業員の不注意などによって外部に流出してしまうケースは少なくありません。もし、自分の氏名や住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報などが流出してしまったら、一体何が起こるのでしょうか。漏洩した情報の種類や量によっては、不正な買い物や金銭被害、迷惑メールの増加、SNSや各種サービスでのなりすましなど、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。また、流出した情報が別の情報と組み合わされることで、より深刻な被害が発生することも考えられます。被害を最小限に抑えるためには、情報漏洩が起きたときに何をすべきか、あらかじめ知っておくことが大切です。
本書では、情報漏洩が発生した際の対処法を入口に、自分の情報が流出していないかを調べる方法や、クレジットカード情報が漏れたときの対応、偽メールやフィッシング詐欺への備えなどを解説します。情報漏洩の通知を受け取ったときに確認すべきことや、パスワードの変更、カード会社への連絡、利用明細の確認といった具体的な行動を知っておけば、いざというときにも落ち着いて対応できます。さらに、流出した情報を悪用しようとするメールやメッセージを見分けるポイントなど、二次被害を防ぐための知識も紹介します。
また、個人情報が漏れる原因は、企業からの情報漏洩だけではありません。スマートフォンを紛失したり、古い端末を十分にデータ消去しないまま処分したりすることも、情報流出につながるおそれがあります。写真や書類をインターネット上で共有するときにも、公開範囲の設定や、画像に含まれる位置情報などに注意が必要です。便利なサービスやアプリも、使い方を誤れば、自分では気づかないうちに個人情報を公開してしまう可能性があります。
そこで本書では、スマートフォンやアプリを安全に使うための注意点に加え、安全なパスワードの作成・管理方法、多要素認証やパスキーといった認証技術についても紹介します。使い回しを避けるべき理由や、アカウントを不正利用されにくくするための設定など、日常生活の中で実践できる対策を取り上げます。難しい専門知識がなくても、一つひとつ確認しながら、自分に合った安全対策を進められる内容です。
情報漏洩が起きたときの対処から、日頃から実践できる予防策まで、インターネットを利用するすべての人が知っておきたい、個人情報を守るための知識をまとめた一冊です。
【目次】
第1章 情報漏洩したときの対処
■自分の情報が流出したら何が起こるか
■情報が漏れたときの対処
■自分の情報が漏れていないかを調べる
■個人情報の売買とダークウェブ
■カード情報の流出への対策と対処
第2章 端末からの情報漏洩を防ぐ
■スマホを失くしたときに情報を守る
■スマホ・PCを売る・譲る・捨てる前に
第3章 アプリやツールからの情報漏洩を防ぐ
■メール乗っ取り・偽メールへの対策
■アプリや外部サービスに渡す情報の線引き
■使っていないアカウントの整理
第4章 情報漏洩を防ぐ技術
■安全なパスワードの条件と作り方
■パスワードの安全度チェック
■多要素認証・パスキーの仕組み
■認証できなくなったときの対処



