出版社内容情報
LEDからモーターまで、さまざまな電子部品を制御できるマイコン(マイクロコンピュータまたはマイクロコントローラ)は、電子工作を始めるなら、まず手に入れたいアイテムの一つです。センサーから情報を読み取ったり、LEDを光らせたり、モーターを動かしたりと、プログラム次第でさまざまな仕組みを作ることができます。決められた動作を繰り返すだけでなく、センサーで周囲の明るさや温度などを調べ、その結果に応じて動作を変えることも可能です。身近な電子部品と組み合わせることで、「自分で考えて動く装置」を作れることが、マイコンを使った電子工作の大きな魅力です。
一方で、近年はArduinoやmicro、ESP32、Raspberry Piなど、さまざまな特徴を持つマイコンボードが登場しており、「どれを選べばいいのか分からない」という人も少なくありません。小型で扱いやすいもの、無線通信に強いもの、センサーやボタンなどを最初から搭載しているもの、高性能な処理ができるものなど、それぞれに得意なことがあります。また、プログラムの作り方や対応する電子部品、必要な周辺機器などにも違いがあるため、作りたいものに合ったボードを選ぶことが大切です。価格や性能だけを見て選ぶだけではなく、「何を作りたいのか」「どのような機能が必要なのか」という視点からも考える必要があります。
本書では、電子工作でよく使われるマイコンボードの中から特徴的なものを取り上げ、それぞれの機能や特徴、選び方をわかりやすく解説します。マイコンとはそもそもどのようなものなのか、パソコンとは何が違うのかといった基本から説明するため、これから電子工作を始めたい人にも理解しやすい内容です。さらに、各ボードの性能や搭載されている機能だけでなく、どのような用途に向いているのか、反対にどんな用途には不向きなのかも紹介します。
実際の使い方や活用例も取り上げ、LEDやスイッチ、センサー、モーターなどの部品と組み合わせることで、マイコンを使ってどんなものを作れるのかを具体的に紹介します。単にスペックを比較するだけではなく、それぞれのマイコンの個性や得意分野を知ることで、自分の目的に合った一台を選べるようになることを目指します。
「電子工作を始めてみたいけれど、どのマイコンを買えばいいか分からない」という初心者はもちろん、「別のマイコンにも挑戦してみたい」という人にも役立つ一冊です。マイコンの基礎知識を身につけながら、それぞれの特徴を知り、自分の作りたいものに合ったマイコンを見つけて、電子工作の楽しさをさらに広げてみましょう。
【目次】
はじめに
■ マイコンを知ろう
[1-1] マイコンとは何か?
[1-2] マイコンの分類
[1-3] マイコンの使い方
[1-4] マイコンの人気シリーズ
■ Arduino Uno
[2-1] Arduino Unoの概要
[2-2] Arduino Unoの基本機能
[2-3] Arduino Unoの選び方
[2-4] Arduino Unoの向き不向き
[2-5] Arduino Unoの選択基準
■ micro:bit
[3-1] micro:bitの概要
[3-2] micro:bitの機能
[3-3] micro:bitの選び方
[3-4] micro:bitの開発環境
[3-5] micro:bitの向き不向き
■ ESP32
[4-1] ESP32の概要
[4-2] ESP32シリーズの特徴的な機能
[4-3] ESP32シリーズの選び方
[4-4] ESP32の開発環境
[4-5] ESP32シリーズの向き不向き
■ Raspberry Pi Pico
[5-1] Raspberry Pi Picoの概要
[5-2] Raspberry Pi Picoの特徴的な機能
[5-3] Picoシリーズの選び方
[5-4] Raspberry Pi Picoの開発環境
[5-5] Picoシリーズの向き不向き
■ Raspberry Pi
[6-1] Raspberry Piの概要
[6-2] Raspberry Piシリーズの選び方
[6-3] Raspberry Piの環境整備
[6-4] Raspberry Piの向き不向き
■ UIAPduino(CH32V003)
[7-1] UIAPduino Pro Micro CH32V003の概要
[7-2] CH32V003とは?
[7-3] UIAPduinoの価値
[7-4] UIAPduinoの向き不向き
[7-5] マイコンボードの選び方
■ マイコンを動かそう
[8-1] マイコンの学習に必要なもの
[8-2] マイコンキットのすゝめ
[8-3] マイコン開発環境の構築
[8-4] 「Lチカ」をやってみよう
■ M5Stackで作る「スマホで見られる温湿度計」
[9-1] M5Stack Core2とGroveの温湿度センサ
[9-2] 温湿度を取得する
[9-3] スマホで見られるようにする
[9-4] パブリックなMQTTブローカー
[9-5] MQTTで温湿度を送信する
[9-6] スマホで確認する
■ ESP32で特定の音を検知
[10-1] 使用パーツと配線・回路図
[10-2] プログラム
[10-3] 技術解説
■ ミスをしたと
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