出版社内容情報
「楽器を作る」と聞くと、「なんだかむずかしそう」「特別な道具がないとできないのでは?」と思う人も多いかもしれません。しかし、心配はいりません。プロがコンサートで使うような立派な楽器を作るわけではありません。
ここで紹介するのは、音が出ればそれで楽しい“おもちゃの楽器”です。身近にあるもので工夫すれば、ビックリするほどかんたんに作ることができます。
本書では、楽器を4つのグループに分けて紹介しています。「叩く楽器」「振り回す楽器」「吹く楽器」「弾く楽器」です。それぞれの仲間から身近なもので作れるユニークな楽器の例を取りあげています。
たとえば「叩く楽器」では、石を並べて棒でたたいて音を出す石琴や、すのこを利用して作る木琴があります。どちらも特別な材料はいらず、家にあるものや拾った石で作れます。見た目はシンプルですが、思った以上に澄んだ音やおもしろい音が出て、遊んでいるうちに夢中になってしまうでしょう。
「振り回す楽器」には、マラカスがあります。入れ物にビーズや小石、短く切ったストローなどを入れると、シャカシャカと楽しい音を出す楽器になります。中身を変えるだけで音の感じが変わるので、何種類も作って音を比べるのもおすすめです。また、紙コップを使えば、カエルの鳴き声のようなユーモラスな音を出す楽器も作れます。友だちと一緒に鳴らせば、楽しく遊べるでしょう。
「吹く楽器」では、ストローやペットボトルを使った笛や、声を変化させるカズーが登場します。ストローを切ったり、ペットボトルに工夫して穴を開けたりするだけで、意外と本物の楽器に近い音が出ます。カズーは口にくわえたまま声を出すとアヒルの鳴き声のように変化する笛で、自分の声が不思議に変わるのを体験できます。
「弾く楽器」では、ダンボールやティッシュの空き箱にゴムやテグスの弦を張った簡単なギターやバイオリンを紹介します。弦の太さや張り方を工夫すると、音の高さが変わるので、音階を作ることもできます。
こうした工作に使うのは、普段ならゴミとして捨ててしまうような材料ばかりです。だからこそ、ただ捨てるのではなく「どんな音が出るかな?」と考えてみると、ものの見方が変わってきます。
作ったあとには、友だちや家族と一緒に演奏会ごっこをしてみるのもいいでしょう。音を合わせてリズムを刻んだり、それぞれが好きな音を出したりするだけでも、とても楽しい時間になります。楽器を自分の手で作って音を鳴らす体験は、音楽の楽しさや仲間と協力する喜びを教えてくれるはずです。
本書は、音の世界に気軽にふれられる一冊です。自由研究や工作の時間にもぴったりなので、ぜひ身近な材料で、自分だけの楽器を作ってみてください。
【目次】
はじめに
第1章 叩いて演奏する
[1-1] 石琴(リソフォン)を作ろう
[1-2] 太鼓ドラムを作ろう
[1-3] すのこ木琴を作ろう
第2章 振ったり回したりして演奏する
[2-1] 紙コップマラカスを作ろう
[2-2] カエルコップを作ろう
[2-3] ブンブンゴマを作ろう
第3章 吹いて演奏する
[3-1] ペットボトル笛を作ろう
[3-2] ストロー笛を作ろう
[3-3] ハト笛を作ろう
[3-4] カズーを作ろう
第4章 弾いて演奏する
[4-1] 1本弦の手作りギターを作ろう
[4-2] ティッシュ箱バイオリンを作ろう
さくいん
内容説明
本書では、楽器を「叩く」「振り回す」「吹く」「弾く」の4つに分け、石を叩いて音を鳴らす石琴、すのこで作る木琴、マラカスやカエルの声を出すコップ、ペットボトルの笛やストローでラッパ、ダンボールのギターやティッシュ箱で作るバイオリンなどの作り方を紹介します。身近なものを楽器に変身させて子どもたちと演奏会ごっこを楽しみましょう。
目次
第1章 叩いて演奏する(石琴(リソフォン)を作ろう
太鼓ドラムを作ろう
すのこ木琴を作ろう)
第2章 振ったり回したりして演奏する(紙コップマラカスを作ろう;カエルコップを作ろう;ブンブンゴマを作ろう)
第3章 吹いて演奏する(ペットボトル笛を作ろう;ストロー笛を作ろう;ハト笛を作ろう;カズーを作ろう)
第4章 弾いて演奏する(1本弦の手作りギターを作ろう;ティッシュ箱バイオリンを作ろう)
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