出版社内容情報
仕事で統計データやグラフの意味が気になったとき。ニュースで聞く「偏差値」や「中央値」がいまいちピンとこなかったとき。そしてある日、子どもに「なんで三角形の内角は180度なの?」と聞かれて困ってしまったとき──そんな経験はありませんか?
本書『数学がもっと楽しくなる やりなおし中学&高校数学』は、そうした“大人の学び直し”をしたい人はもちろん、「数学のしくみをちゃんと理解したい」という中高生にも向けた、やさしく読めてちょっとためになる数学の再入門書です。
高校で習う幾何・三角関数・微分積分・確率・統計・指数対数といった分野をベースに、それぞれのしくみや考え方を、日常生活や社会のなかでの活用例とともに解説。「木の高さを測る三角比」「お金が増える複利の計算」「波の形を読み解くフーリエ変換」など、数学が“どこで役立つのか”が自然とわかる構成になっています。
また、宝くじの期待値、黄金比、偏差値の意味など、ちょっと気になる雑学コラムも満載。ただ式を覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」「何に使えるのか」を知ることで、数学が“自分ごと”として身につくはずです。
「昔は苦手だったけれど、今なら面白く読める」
「なんとなく分かっていたけど、ちゃんと理解してみたい」
そんな気持ちに寄り添いながら、数学の本質的な面白さを再発見できる一冊です。
読むほどに、数式の裏にある“論理の美しさ”や“社会とのつながり”が見えてくる。
数学を思い出すのではなく、数学と“新しく出会い直す”ためのガイドブックです。
【目次】
はじめに
Chapter01?古代から続く図形の秘密
[01-1] 角度図形のルールを読み解く
[01-2] 面積“広さ”の正体とは?
[01-3] 円円周率はなぜ3.14?
[01-4] 合同と相似何が違って何が同じ?
[01-5] 三平方の定理測量と数学、4000年の知恵
[01-6] 世の中に潜む黄金比測量と数学、4000年の知恵
Chapter02?身近な三角比の世界
[02-1] サイン、コサイン、タンジェントの正体
[02-2] 身近にある三角比
[02-3] 三角比の関係式
[02-4] 直交座標を導入する
[02-5] 三角比が使える範囲をさらに広げる
[02-6] 三角関数のグラフ
[02-7] デジタルの世界に欠かせない「フーリエ解析」
Chapter03?関数で数値の変化を分析する
[03-1] 関数とは何か
[03-2] 比例と反比例
[03-3] 関数とグラフ
[03-4] 1次関数
[03-5] 損益分岐点分析
[03-6] 2次関数
[03-7] 指数関数
[03-8] 単利運用と複利運用
[03-9] 微分
[03-10] 積分
Chapter04?場合の数と確率
[04-1] 順列で順番の数を数える
[04-2] どれを選んだかだけを見る「組み合わせ」
[04-3] 古典的確率と頻度的確率
[04-4] 確率の計算方法
[04-5] 確率のかけ算
[04-6] 確率の足し算
[04-7] 期待値
[04-8] 条件付き確率とベイズの定理
Chapter05?データの分析と統計
[05-1] 代表値(平均値・中央値・最頻値)
[05-2] 度数分布表
[05-3] ヒストグラムと累積相対度数グラフ
[05-4] 度数分布表と代表値
[05-5] データのばらつきの大きさ
[05-6] 散布図と相関関係
[05-7] 二項分布と正規分布
[05-8] 標準化と標準正規分布
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