出版社内容情報
過去に多くの映画や小説の中で描かれてきたサイバー犯罪が現実のものとなってから30年以上が経ちましたが、その被害規模は情報端末の普及にともない、先進国から発展途上国、官公庁から個人にまで拡大。
特に2017年以降は「ランサムウェア」による攻撃が激化して、日本でも病院や中小企業が被害に遭っています。また、2022年からはじまったロシアとウクライナによる戦争ではサイバー犯罪の技術が「破壊工作」や「煽動工作」の一環として使われています。
このように、サイバー犯罪の脅威が以前よりも大きく身近なものとなっている今、サイバー犯罪やネットセキュリティについて無知でいることは、非常に危険なことだと言わざるを得ません。
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そこで本書では、ここ数年で実際に起きたサイバー犯罪の経緯や原因などを詳細に解説。
また、新たに発見されたセキュリティの欠陥なども紹介しています。
サイバー犯罪の現状を知り、それに備えましょう。
内容説明
ハッカーがバラまく「ランサムウェア」の被害の拡大や、イスラエル企業が開発したスパイウェア「Pegasus」による個人情報の傍受、SNSを舞台に繰り広げられる大国のプロパガンダ攻勢…サイバー犯罪の脅威は、以前よりもはるかに大きく身近なものとなっています。本書では、ここ数年で実際に起きたサイバー犯罪の経緯や原因などを詳細に解説するとともに、新たに発見されたセキュリティの欠陥なども紹介。サイバー犯罪の現状を知り、それに備えましょう。
目次
第1部(17歳が率いるハッカー集団「LAPSUS$」;FBIが大量送信したデマメールと、その裏事情;米国最大のパイプラインをダウンさせた「ランサムウェア」)
第2部(ウクライナを狙うサイバー攻撃の続発;ロシアvsウクライナ、サイバー空間での戦い;明るみに出た米国発の「大規模SNSプロパガンダ作戦」 ほか)
第3部(Appleのスパイウェア?「CSAM Detection」を巡る騒動;Apple「ATT」を回避するテック企業の仁義なき情報収集;「ダーク・パターン」と判定されたGoogleの「位置情報収集」 ほか)
著者等紹介
御池鮎樹[ミイケアユキ]
1974年京都生まれ。1997年大阪大学卒業。関西出身のフリーライター。パソコン関係を中心に、音楽・歴史などのジャンルに手を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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