内容説明
最新のJavaSDKに対応!「複数スレッドで探索」プログラム追加!筆者の作成した「うさぴょん」でも、「将棋倶楽部24」(インターネットの将棋対戦サイト)で初段レベルの実力は備えている。―世界チャンピオンに勝つプログラムを作るのはこの本を手にしたあなたかもしれない。
目次
将棋のルール
将棋のルールの実装
簡単なユーザー・インターフェイスと思考ルーチンの実装
「局面の評価」の実装と「思考ルーチン」の改造「将棋」のルールの実装
MinMaxとαβ法
実装の高速化
序盤定跡
序盤の駒組み
中終盤の駒の価値の評価
指し手の評価と前向き枝刈り
ハッシュ法とハッシュ法を用いた高速化
通信の実装
相手思考時間の利用
「複数スレッド」での探索
これからの課題とヒント
著者等紹介
池泰弘[イケヤスヒロ]
1971年東京生まれ。1993年筑波大学卒業。現在、うさぴょんソフトウェア製作所所長。現在の本業はプログラマー兼ITコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤田武彦
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将棋ソフトの実コードを見ることで、門外漢でも具体的に分かり、応用のキッカケになりそう。/ エッセンスは意外とシンプル:駒と局面を表現し、駒種と敵陣進出度合いに評価点を付ける。そして、自他の手の選択肢を、何手先まで読むか。その実装での高速化が、工夫のしどころ。あとは、定跡をデータベースとして持っておき、序盤で局面が一致すれば、それを利用して補う。すると、アマ級位者に/ その後に出現したディープラーニングの効果は、定跡をピンポイントで覚えるのではなく、類似した異なる局面にも活用できる、という点にあるのだろう。2017/06/24