内容説明
負けたのは、日本の原子力の「政官学産」複合体であるが、それだけではない。かつての敵国、大日本帝国を負かした米国も敗者なのである―。天然ガス、LPG、NPGプロジェクトなど、エネルギー関連の実務に長年携わってきた著者が、原発問題の実相を明らかにするとともに、エネルギー問題の解決策を示す。
目次
序章 原発事故が起きた!
第1章 福島で何があったのか?
第2章 原子力の歴史
第3章 放射能を漏らした、世界の原発事故
第4章 「BWR」の「炉の構造」に潜む悪魔
第5章 自然災害・経年劣化・多重化・多様化・分散配置
第6章 「放射性廃棄物」問題
第7章 人為的温暖化説
第8章 化石燃料による原発代替
第9章 「再生可能エネルギー」の開発
第10章 省エネルギー
第11章 電力事業のあるべき構造と電力料金予測
著者等紹介
青木一三[アオキイチゾウ]
1938年長野市生まれ。1957年長野北高校(現長野高校)卒業。1961年東北大学工学部応用化学科卒業、千代田化工建設株式会社入社。1966年より20年間天然ガス、LPG、LNG関連プロジェクトのプロセス開発からプロジェクトマネジメントまで担当。日本初のLNG輸入基地の基本設計、海外の液化基地設計建設に参画。1985年11月より2年間バイオ・医薬品プロジェクト部長。1989年12月より8年間取締役技術本部本部長など。1999年6月より2001年3月まで環境コンサルタントの千代田デイムス・アンド・ムーア株式会社代表取締役社長。2001年6月より、グリーンウッド事務所主宰。2009年より、LNGコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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