内容説明
「素粒子物理学」を学ぶ際にも「量子力学」の知識は必要です。たとえば「空間回転」に関する知識、つまり「角運動量」に関する知識などは必須だと言えます。本書は、量子力学をある程度学んだ後に、素粒子物理学で必要になる知識を短時間に学べる、あるいは確認できることを主眼に、大学での講義では半期で完結できるように構成されています。
目次
「量子力学」概論
「３次元回転」と「演算子」
「３次元回転」と「角運動量」
角運動量
軌道角運動量
行列表記の「角運動量」
「３次元回転」と複素表示
複素行列表記の「角運動量」
「特殊相対論」の概略
「４次元回転」と角運動量
ディラック・スピノル
ディラック方程式の解
著者等紹介
安江正樹［ヤスエマサキ］
１９５０年山梨県生まれ。１９７３年名古屋大学理学部物理学科卒業。１９７８年カナダ国オタワ市カールトン大学理学研究科博士課程留学（国費交換留学）。１９７９年名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。１９８０～１９８２年日本学術振興会奨励研究員。１９８２年東京大学原子核研究所（現・高エネルギー加速器研究機構）研究員。１９８２～１９８４年米国メリーランド州立大学助手。１９８４～１９９３年東京大学原子核研究所（現・高エネルギー加速器研究機構）助手。１９９３～１９９５年名古屋商科大学助教授。１９９５年～東海大学理学部物理学科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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