感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
4
塾講義用に読破。評論が奇妙だとか小説が奇抜とか言われるマーク式国語だけれど、20年前と何ら本質は変わってない。要するに、書いてあることを書いてあるままに整理するということだけが求められている。出題者が本文中に明確な根拠の無い設問を作れない以上、本文から少しでも飛躍するのは余計な思考。共感した・反発したという感想、賛成だ・反対だという意見等は脇に措き、明文化されていない真意は探ろうとしないのが肝要。評論は全くそれだけだし、小説や古典でもせいぜい「顔が青い」から病気や絶望を読み取る程度の解釈が入るだけである。2014/10/23