出版社内容情報
技法に頼らず、現代文が読める方法を紹介
● 本書の3大特色は次の3点です。
● 1.読解上不可欠な現代文読解用語40語を収録。
● 2.現代文の読みつなぎ方を、「論理で読みつなぐ方法(評論文)」「心理で読みつなぐ方法(小説)」 の2系統で展開しています。
● 3.キーワード・キーセンテンス・強調語・論理語の見分け方の実際を紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなた
7
現代文の参考書のなかで最良の本だった。いちばん信頼している人に参考書を聞きにいったら、これと「田村の現代文講義」と「出口の現代文入門」の3冊をあげていた。参考書のよさって、問題文よりも解説が長いかどうかで決まる2009/07/28
void
6
【★★★★☆】河合現代文の真髄。全体⇔部分の両視点を意識しつつ、前から読みつないでいき、また、まとめていく。そして形式段落の理解から意味段落の要約、それを基にした全体要約が主題。解くよりもまず何より精確に読めるように。で、その理解を前提に、設問は形式種類毎に取り組み方を提示。 問題文のレベル、解説量からそもそも初級には向かないが、マーキングは網羅的ではなく要所のみ(問題文を理解しているからこそ、そこにだけ引けるという逆算/慣れ)と、到達点スタートな所もあり、2週目でどれだけ解説準拠の読みができるかが肝。2014/03/16
yutayonemoto
4
昨日、ひょんなことから思い出したので再読。全体は三部構成で、①重要語の解説、②読み方、③演習とその解説となっている。①はもう頭に入っているし、もっと厳密に把握しようと努めているので大丈夫。②に関しても、ポイントを確認すればOK。「うんうん、そうそう」という感じ。③は「おもしろくて幅広い題材やなぁ」という感想。解説の後にある「知の扉」というセクションが切れ味良くまとめられている。最近大体のことが分かってきたが、これを高校生がやると思うと恐ろしい。3年半前にも読んでおり、確認するとほとんど感想が一緒である。2017/03/11
かんば
3
文章を読む時には以下のことを気をつけていきたい ・抽象論か具体論か? ・くり返し出てくる内容、作者が強調していることは何か? ・この段落では何を主張しているのか? ・段落の要旨をつなぎ合わせると全体として何を言おうとしているか?2014/01/06
北条ひかり
2
11時間13分(マルチメディアデイジー、日本ライトハウス情報文化センターに感謝) 僕が利用したマルチメディアデイジー版は厚生労働省の委託による作成のようなので、受験参考書としては一般に定評のあるものなのかもしれない。内容はかなりハードで、こういう本で読解力を養成した高校生は、きっと偏差値の高い大学へ進学するのだろう。僕のようなお馬鹿な大人にならないように、しっかり勉強してくださいね。内容的には、社会人である僕(馬鹿!)にとっても、非常に参考になり、もう一度復習して内容を定着させたいと思っています。2015/04/14