内容説明
不思議な魅力を持つアイヴァンに次第に心を許していくエリザベス。アイヴァンもまた同じく、エリザベスの魅力に惹かれていくが、彼にはどうしてもエリザベスを愛することが許されないと知る。二人の絆は日に日に深まる一方で、別れる日が近づくことを知るアイヴァンは苦悩し、決心した。そんな中でエリザベスは、自分の潔癖症が幼少時代のトラウマにあることに気づく。心の奥底に秘めた思い出したくもない過去が甦って…。愛と人間の生きる意味を問い掛けるセシリア・アハーン最新作。
著者等紹介
アハーン,セシリア[アハーン,セシリア][Ahern,Cecelia]
1981年、アイルランド・ダブリンで、アイルランド首相バーティ・アハーンの娘として生まれる。2004年に出版された処女作『P.S.アイラヴユー』(小学館文庫)が42カ国で500万部以上出版され、映画化された
川端麻祐子[カワバタマユコ]
1977年東京に生まれる。慶応義塾大学卒業後、出版社で編集者として活躍。フリーランスの執筆家に転向後、映画やラジオドラマの脚本として『Bridge』(2004年加納周典監督)、J‐WAVEラジオドラマ『夢で逢えたら』など数々の作品を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆみ
2
素敵な終わり方だった。私にもアイヴァンが見えたらいいな、なんて思ってしまうような。最後に女の子のハミングにエリザベスが笑ったことで、アイヴァンとの出会いがやっぱり彼女に必要なもので、別れも納得したものだったのだと思いました。2010/02/21
のんちゃん’
2
★★★上下巻通して、イイ作品だと思いました。穏やかであたたかみがあります。ラブファンタジーですね。何よりルークが可愛い。あとラストの感じと一番最後のアイヴァンの締め括りの言葉も好きです。ゴマブックスのせいか翻訳した人のせいかはわかりませんが誤字脱字満載でそこだけが気になりましたが…2009/07/23
luna piena
1
お決まりのハッピーエンドじゃないけれど、素敵なエンディングだった!ディズニーで映画化するという事なので期待大。この手の話は大好き!いくつになっても信じていたい、物語。2011/11/19
livres
1
エリザベスは、傷つかないようにずーっとがんばってきた。失敗をしないように慎重に。そして、アイヴァンがいなくても、ちゃんと楽しめるようになる。筋書きがちょっとあのお話ににてない???でも、読み終わった後に、寂しいながらも、希望がもてるから◎!2010/10/02
青い向日葵ෆ*
1
ある日を境に、アイヴァンと言う同世代の不思議な男性が、エリザベスの前に現れ几帳面で真面目の固まりだったエリザベスも、やがて心を開き互いに惹かれ合ってゆく。だが二人は、決して結ばれない運命。出逢いあれば、別れがあるのが人生。ちょっぴり哀しい大人のおとぎ話でした。PSアイラブユーや、虹〜に比べると軽いタッチだったけど、夢中に読めた。アハーンの作品は、いつも惹き付けられ注目の作家さんです。2009/09/02
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- 和書
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