内容説明
KKKの活動で有罪判決を受けたアンドリューは、自らの手で命を絶ってしまう。アシュレーの誕生日、彼と抱き合うスカーレットが目撃される。深い悲しみに包まれたレットは、ボニーを連れてニューオーリンズへ。徐々に破綻へと向かう二人の結婚生活に、またも死の影が忍び寄る。
著者等紹介
マッケイグ,ドナルド[マッケイグ,ドナルド][McCaig,Donald]
『Jacob’s Ladder』で数々の賞を受賞し、バージニア・クォータリから「今まで書かれた中で最高の南北戦争の小説」と評されている。同作品はマイケル・シャーラ賞南北戦争小説賞、バージニア図書館賞小説賞を受賞。マーガレット・ミッチェル財団より『レット・バトラー』の執筆を指名された
池田真紀子[イケダマキコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙新潮部
52
スカーレットのアシュレーへの想いは周りの人々を困惑させます。アシュレーの妻であり、スカーレットの友人でもあるメラニーはもちろんレットの妹も巻き込まれます。初めてスカーレットがバトラーに「愛している」と言葉にした時にすべては崩壊してしまいました。2024/10/17
うさぎ
14
序盤からメラニーの品格を落とすような内容でガッカリ。メラニーの良さが台無しだし、メラニーとスカーレットの友情が滅茶苦茶… 2023/12/06
ますみ
4
★4★2024/11/20
ありん
3
製材所での逢瀬は「風と共に去りぬ」ではプラトニックだったと解釈してたけど、この本ではあからさまな表現で面白くない。物語は本編と同じように進む。最愛の娘ボニーを失い、心から頼りにしたメラニーにも先立たれ、スカーレットへの愛に疲れ、これ以上生きる意味を見いだせないレット。泥臭く生きるエネルギーのあるのはスカーレットだった。2021/05/30
バーベナ
2
淑女になろうとして、メラニーに教えを乞うワットリング。レットよりも脇役の方が生き生きしている。2012/08/10