内容説明
敗戦後の混乱のさなか、レットは無二の親友チュニス・ボノーを失う。復興の道を辿るアトランタの街、その裏側ではローズマリーの夫アンドリューの率いるKKKが暗躍していた。金のために再婚したスカーレットだったが、その二番目の夫とも死別してしまう。
著者等紹介
マッケイグ,ドナルド[マッケイグ,ドナルド][McCaig,Donald]
『Jacob’s Ladder』で数々の賞を受賞し、バージニア・クォータリから「史上最高の(今まで書かれた中で最高の)小説家」と評されている。同作品はマイケル・シャーラ賞南北戦争小説賞、バージニア図書館賞小説賞を受賞
池田真紀子[イケダマキコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますみ
4
★3.5★2024/11/12
ありん
3
南北戦争後、親友を失ったレットと2度目の夫を自分の軽々しい行いから失ったスカーレットは結婚する。 たっぶりの贅沢をしているうちは幸せに感じていたスカーレットは満ち足りているはずなのに何か空虚感を覚えるようになる。 果たしてこの結婚は? 愛して愛してやまない相手への自分の心に素直になれない愚かしさ悲しさを考える。2021/05/28
バーベナ
3
戦後のアトランタ。黒人チュニスを殺した罪で捕らえられたレットが、スカーレットと再開する、印象的な場面が登場。なぜ、友人のチュニスを殺さなければならなかったか。人種差別の哀しさやるせなさがググっと迫ってくる。2012/08/10
すばる
2
やっと本格的にスカーレットが絡んできた。2015/06/03
はせがわ
2
この作品の主人公は、絶対にベルだと思うんだ。ベルやその息子の努力や苦悩がひしひしと伝わってくる。2015/06/03