内容説明
どんな偉人女性も、普通の女性に通じる行き詰り感に悩んでいた。その人が壁を乗り越えようとする時、心にぐいぐい入ってくる力強く美しい言葉。
目次
第1章 恋愛(別れた彼のことが忘れられず、ストーカーになりそうな自分が怖いんです。―宇野千代(作家)数多くの著名男性との恋愛・結婚を重ねた恋多き作家。
年下すぎる彼との結婚が不安です。―エディット・ピアフ(歌手)20歳年下の青年と晩年に結婚、彼の才能を支援した。 ほか)
第2章 仕事(絶好調だった仕事が、急にスランプに。何をしてもうまくいかず、八方ふさがりです。これが私の限界なのかな…?―シャーリー・テンプル(女優)ハリウッドで頂点を極めた伝説の子役スター。しかし成長して大人の女優に脱皮しきれず、転身。
うちの職場ときたら、封建的で今どき珍しい男尊女卑。女性はがんばればがんばるほど浮いてしまうんです…。―津田梅子(教育者)明治初期、日本初の帰国子女。当時の日本女性の地位の低さにショックを受けた。 ほか)
第3章 家庭(子供に興味がありません。でも周囲は「今、産まないと手遅れだよ」「子供がいないと年をとってから寂しいよ」とか脅かすので不安になるのです。―シモーヌ・ド・ボーヴォワール(作家)あらゆる面から女性の立場を見つめ直し、産まない自由を提唱。
結婚以来ずっと、共働きです。私のほうが収入が上で仕事もハードなのに夫は子育てに非協力的。私だけが損をしているような気がしてなりません。―平塚らいてう(思想家、作家)若いツバメとの苦労の多い結婚生活で、現実的な女性問題に開眼。 ほか)
第4章 人生(おばさんになるのが怖いんです。―オードリー・ヘプバーン(女優)美の呪縛から開放されて初めて真実の愛を手に入れた。
専業主婦です。子供が小さく、家族の世話に追われるだけで一日が終わってしまいます。何も形に残らない毎日がむなしくてなりません。―イサドラ・ダンカン(ダンサー)記録動画なしでモダン・ダンスを残した。 ほか)
著者等紹介
桑原恵美子[クワハラエミコ]
1960年秋田県生まれ。横浜市在住。鶴見大学女子短期大学部国文科卒業。編集プロダクション勤務を経て、2005年よりライターに転向。2006年、株式会社KUWA設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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