内容説明
海で遭難してしまったアダムとデヴィッド。最初はなんとかなると思っていたが、霧の中に無人の船を見つけてから、おそろしいことがつぎつぎとおこりはじめる。波のむこうでふたりをまちうけるのは、いったいなんなのか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁Lei❁
22
小学生の頃に好きだったシリーズ、少し前に全巻集めて積読していたものを、息抜きにまた読み始めました。ネズミやリップグロスなど一見何でもなさそうな物に呪いが宿り、少しずつ日常が侵され、壊されていく過程は人によってはトラウマものかもしれませんが、それがとってもお気に入り。途中で救いがあると見せかけて、一気に落としにかかる展開も大好きです。小さい頃に読んだ本は、その人の趣味嗜好に大きな影響を与えるのだなとつくづく思います。2020/05/24
つばめ
16
シリーズ8作目。今回は生物系のホラーが満載でした。じわじわと追い詰められ、どういうものか分からない恐怖に怯え、自分だけでなく周りの人も襲われていく…。また、怪しい道具系も牙を剥いてくるし、そこには大抵意地の悪い友人や兄弟が関係してくる。複雑に絡み合った恐怖を読みやすい形に短編で出しているのはすごい。2018/09/11
もだんたいむす
2
2013.10.10 読了2013/10/10
ろき
2
ニック・シャドウいけめん。2010/12/11
くろり - しろくろりちよ
1
真夜中の図書館の館長、ニック・シャドウが集めた選りすぐりのおそろしい物語、8冊目。規則を無視して外海にカヌーで出た少年たちが海で出会う、サメではない緑色の化物「死のハンター」。家に大量に入り込んだネズミたちを駆除する「ワナ」は逆に家族に牙をむく。見覚えのない薬局で手に入れた「幸運のリップグロス」を塗って他人の不幸を願えば叶えてくれる。現代の子どもたちが出会う怪談、救いのないのが癖になる、児童図書のシリーズ。2013/06/10