ニック・シャドウの真夜中の図書館〈5〉うそつき

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784777109364
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

ローレンは内気な少女。友だちがほしくてたまらない。あまりのさびしさに、想像で友だちをつくりあげた。ところが、やがて自分がとんでもない怪物を生みだしてしまったことに気づく。ジェニファーという怪物を…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つばめ

15
シリーズ5作目。本作も今まで以上に恐ろしい物語でした。自分のついた嘘が段々と本当になっていきその嘘で自分が消えてしまったり、無賃で電車に乗り込んだら永遠に降りることができなくなったり。ある意味、自業自得というか、教訓めいたメッセージとも受け取れるけれどそれでも怖い。2018/08/07

❁Lei❁

14
5巻も摩訶不思議な救いようのない話が3話。特に好きなのは2話目の「切符を拝見」で、これは前に漫画版を全巻読んだときに一番好きだった話です。ちなみに小説は初読。サッカー観戦に行く予定だった3人は、駅でお金を忘れてきたことに気付く。しかし、もう戻っている時間も無いので、切符を買わずに乗ってしまおうと考えたが....。検札官から隠れる描写が心臓に悪く、この感じがまたたまらなく好きです。そして、オチの絶望感(他に比べて圧倒的)に可哀想になってしまいます。ハラハラドキドキ、お気に入りの話です。2017/07/15

祐華

8
久しぶりに続きを読んでみたが、やっぱり面白かった!ニック・シャドウさんの世界観にどんどん引き込まれていきました。最後の話の「殺しの時間」という話は散々他の人を疑っておいて、結果的には自分が殺人者だった!!っていう、思いもしかなった展開がすごく面白かったです。2014/09/17

dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない

4
応援するサッカーチームの優勝がかかった試合鑑賞に出かける3人。しかし、駅に着いた時電車賃を用意していない事に気がついた。無賃乗車を企む3人だが、取り返しのつかない事態に巻き込まれてしまった。 *** 前回の巻があまりにショッキングだったこともあるのか、こちらの巻はややマイルドに感じる(感じるだけかも?)人間が怖い話ではなく、奇妙なものによって脅かされる話だけだったからなのかもしれない。奇妙なものに脅かされるというだけで、割と怖いはずなのだが、ちょっと感覚が麻痺してきたかも…。2021/04/15

くろり - しろくろりちよ

3
真夜中の図書館の館長、ニック・シャドウが集めた選りすぐりのおそろしい物語、5冊目。壁紙のようにそこに居ても誰にも注目してもらえなかった女の子は「うそつき」になって想像の友だちを作るけれど、想像の友だちと現実の自分はいつしか立場が入れ替わって…。切符を買わずに電車に乗った少年たちに繰り返し「切符を拝見」しにくる検札官から逃げ続けて辿り着いたのは。昔ながらの遊び・ウインクキラーを練習している少女の周りで起きる不可解な「殺しの時間」の原因は。現代のイギリスの怖い話、救いのなさがほど良い後味の悪さとなるシリーズ。2013/05/14

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