内容説明
カッパなんていないですって?いえいえ、カッパは世界中にいて、年に1、2度国際会議をするんですよ。最新のニュースにはじまり、チェコ全土が水の下にあった頃の話や、水の中に空を持ち込んだカッパの話など、今日も話題は盛り沢山のようですが…。
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
1890‐1938。チェコの国民的作家。プラハの大学で哲学を研究し、ベルリン、パリにも留学した。1921年、リドヴェー・ノヴィニ(民衆新聞)社に入社し、ジャーナリストとして活躍する。画家である兄ヨゼフとともに、戯曲や小説、童話、評論、エッセイなどにおいても、多くの優れた作品を残した。戯曲『ロボット』で、「ロボット」という言葉を作ったことでも知られる
チャペック,ヨゼフ[チャペック,ヨゼフ][Capek,Josef]
1887‐1945。カレル・チャペックの実兄。画家や劇作家、芸術評論家、舞台美術家、装丁家、挿絵画家、エッセイストなど、様々な肩書きを持つ。1910年前後、カレルと共著で評論、散文などを執筆。以後、1916年にチャペック兄弟としてデビュー。キュビズム画家としても知られ、カレル作品のほとんどの装丁や挿し絵を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
22
日本のカッパとは違う、チェコのカッパのお話です。 カッパの世界にも色々な文化があって、水と共存しながら、歴史があることに興味を持ちました。 現実感はないけれど、想像してみると楽しいですね。 不思議なカッパの姿に、親しみを覚えました。2020/10/03
遠い日
8
「チャペックのフィルム絵本」シリーズ3。わあ!チェコのカッパだ!と表紙からいきなりテンションが上がる。ちょっと日本のカッパのビジュアルと似てる?チェコカッパの方がおしゃれだけれど。やっぱり水の生物だから、どこの国でも水と関連したお話になるのですね。彼らが手にしているのは水パイプ?いろんな形があっておもしろい。2021/01/28
ichigomonogatari
6
カッパは世界中にいるのだろうか。いつも水の中にいたらそりゃリューマチにもなるだろう。ヨゼフの絵がユーモラス。2020/07/29
バジルの葉っぱ
6
カッパは日本の妖怪のはずでは?と不思議に思いながら読んでみた本。頭にお皿がないところがちがうけれど(絵をみると日本のカッパよりも少し蛙に似てるかもしれない)、やはりチェコのカッパもやはりカッパのようでした。カッパが水の中から空へ飛び込むのいう発想がおもしろい。ただ、ストーリーに起承転結はないような、、次々に連想のようにすすむお話でした。2019/04/26
chie
0
☆☆☆