感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
5
蒸気動車というのは、著者曰く諸先輩によって多くの記述がなされ雑誌でも組まれてきたが不明確・実用新案といった知的財産面について。従って本書は著者による推測によるところが多々あり明確な資料を確保できなかったためである。何せ日本で蒸気動車は圧倒的な少数派であり戦後に続かなかった車両、現ホジ6014が国鉄時代に復元され明治村出の展示を経てリニア鉄道館に移設・重要文化財指定されたが、それ以外の実物がなく鉄道ファンの関心もほぼ低いものと言えよう。しかし、工藤兵治郎という技術者も随分とエグイことをしてるものだ。2026/06/29
えすてい
5
現存唯一の蒸気動車は明治村→リニア鉄道館にあり地元民として実物を見ている。また、名鉄瀬戸線の祖である瀬戸自動鉄道がセルポレー式蒸気動車を導入したことは数多の瀬戸電本に記されているから既知である。だが、著者曰く戦前ですら同好者から顧みられることが皆無で興味の対象になり得なかったのだという。それは日本の蒸気動車が主に西日本に集中し東京近辺では無縁だったのが最大の理由だという。何故西日本に集中していたのかは本文に記されているが、北海道が最後の国鉄SLが使われた地でもSLと蒸気動車は似て非なる車両なのだろう。2026/06/22




