内容説明
アールエムライブラリー111・116復刻版。
目次
京王線14m車の時代(14m級旧型車の系譜;戦災復旧車のこと;旧車改造のサハ2500系;その後の旧車たち)
京王線 グリーン車の時代(2600形;2700形;2000形;2010形)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
7
14m車の中には地方私鉄へ譲渡された車両もあるが、路線自体が廃止になったところも少なくない。最後まで現役だったのが、最初は伊予鉄道に譲渡されその後銚子電鉄に再譲渡された湘南顔2010形。2600形・2700形・2000形は譲渡・保存もなく全車あっけなく解体(解体シーン写真あり)。京王線内でのグリーン車は1984年11月に全廃された。11月発売のRMライブラリーが同著者による京王譲渡車本らしいが、RMライブラリーはこの著者による京王が好きなのだろうか?この著者は京王のみならず津軽鉄道も出版している。2025/10/31
えすてい
7
RMライブラリーは京王が好きなのだろうか、この著者による京王本は多数出ている。そして初のRM Re-Library化である。戦前に製造された14m車、これらの多くは戦災に遭ったが復旧され、戦後復興から1950年代の京王を支えた。車両の中型化は2600形から始まり、湘南顔の2700形からは中間車に在来14m車を挟む「あんこ編成」となっていく。著者によると、14m車が優等列車で80キロ以上出すとよく揺れ、冬場は貫通幌から寒風が吹きこんできたそうだ。しかし著者は京王を支えた車両として評価している。2025/10/30




