内容説明
アールエムライブラリー87・88復刻版。
目次
根室拓殖鉄道キハ2(かもめ)/キ1(銀龍)
夕張鉄道キハ201、202
豊羽鉱山(記号番号不詳)
留萌鉄道ケハ501
留萌鉄道ケハ502
羽幌炭砿鉄道キハ11
津軽鉄道キハ2、3→キハ2402、2403
羽後鉄道キハ1
南部縦貫鉄道キハ101、102
仙北鉄道キハ2406
小名浜臨港鉄道キハ103
常磐炭砿キハ21
常総筑波鉄道キハ40084、40085
常総筑波鉄道キハ40086
常総筑波鉄道キハ41021
常総筑波鉄道キハ42002
小湊鉄道キハ6100、6101
静岡鉄道駿遠線キハD14~
遠州鉄道奥山線キハ1801、1802
遠州鉄道奥山線キハ1803〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
日本の気動車の歴史は諸外国と比べて大幅に遅れてスタートしたが、私鉄単端式を経て戦前の国鉄の精力的な開発からは私鉄気動車は傍流なのは否めない。戦後の燃料事情の改善からも、国鉄が先んじて「近代化」を急いだのに対し私鉄は「粗製乱造」なのも否めない。やはり気動車を導入する私鉄の規模の小ささと資金力不足で「最新の」気動車は高嶺の花なのだ。機会式という古めかしいメカニズムであるが、中には非常に近代的な車体を持つものもあったが、脆弱な基盤と廃止、国鉄の液体式化で短い生涯で忘れ去られた車両ばかりである。2024/03/25