目次
半世紀前の北海道私鉄へ
まずは南部鉄道
いよいよ北海道へ
寿都鉄道を訪ねる
留萌鉄道
羽幌炭砿鉄道
天塩鉄道
旭川電気軌道
旭川市街軌道
士別軌道
日本甜菜製糖磯分内製糖所
雄別炭砿鉄道釧路埠頭線
北海道殖民軌道雪裡線
釧路臨港鉄道
雄別炭砿鉄道
根室拓殖鉄道
雄別炭砿鉄道尺別専用線
十勝鉄道
芦別森林鉄道
三井芦別鉄道
三井奈井江専用鉄道
美唄鉄道
北炭夕張化成工業所
夕張鉄道
そして…帰京
著者等紹介
青木栄一[アオキエイイチ]
東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
8
旧客というのは渋い趣味ではあるが、木造客車ならなおさらだろう。今日、明治・大正の車両の模型化も一部のメーカーからキットが出ているが大手メーカーからは出ない。やはり大手メーカーでの旧客はオハ35系以降が主力ラインナップである。さて、1954年の北海道の私鉄をぐるぐる回り、移動には当然国鉄を利用するが、その国鉄列車もSL牽引の客車であり、鋼体化60系が当時の北海道でも浸透していることが分かる。一方で私鉄の客車と言えば、ごく一部を除けば木造が相場である。鉄道院基本形・ナハ22000系以外にもバラエティー豊富だ。2025/01/13
えすてい
5
鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション11「北海道の鉄道」にも掲載されている写真も多々ある。そう、この著書が鉄道ピクトリアルに寄稿した文章や写真が後にこのRMライブラリーにも活かされているのだ。全般的に文章がメインで写真が小さめの鉄道ピクトリアルに対し、RMライブラリーではやや拡大されたり、また鉄道ピクトリアル未掲載の写真もある。一方で鉄道ピクトリアルは1960年代までの記録なので、本書はまだ気動車が少なくSL牽引の混合列車ばかりの時代の記録でもある。客車は明治や大正の老朽化した木造車ばかりである。2024/02/12
Teo
1
復刻版合本。流石に昭和29年では北海道の私鉄の状態を実際に見てないが、その少し後の留萠鉄道とかは実際に国鉄の車窓から見ていた。こんな感じだったんだな。あとは夕張鉄道。僅か1~2回しか乗ってないので記憶が本当に薄い。夕張本町の駅だけは生々しく覚えている。旭川市電があのロータリーの広告塔の真下を通っていたとは驚いた。2023/11/07