出版社内容情報
既に260号を超える長い歴史の「RM LIBRARY」から、過去の傑作巻を2?3冊分まとめて復刻する「RM Re-Library(アールエム リ・ライブラリー)」。
目次
1 マニ60形の分類
2 マニ61形の分類
3 スユニ60形の分類
4 スユニ61形の分類
5 種車の形態
6 事業用車への改造
7 保存車・廃車体
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
最後のページに、高崎操車場にて、不要な木製部分を車両ごと燃やして解体前の写真がある。著者は鉄柱材の工法や窓配置などがわかると述べている。屋根はキャンバスが完全に燃えて骨組みだけ、車体も鋼製の外板だけの「荒廃した」姿である。当然のことながら周辺住民の苦情により解体業者に禁止を指示したとあるが、こういう屋外での解体は今では認められない。この本には保存車にも若干触れているが、宗谷本線豊富駅に置かれていたオエ改造車は荒廃が進み解体されたと宗谷本線鉄旅同人誌に載っていた。このシリーズではそういう情報は追記されない。2025/08/20
えすてい
4
こちらもRMライブラリー300号を記念して書店に重版入荷されてたもの。60系客車は大正期までの木造客車を鋼体化したグループで荷物車はマニ・スユニ合わせて565両が製造された。一方で、木造客車からそのまま鋼体化荷物車に改造されたものもある一方で、オハユニ・スハユニ・オハニ・スハニとして鋼体化されたものの荷物輸送体系の変化でマニ・スユニに改造されたものもある。さらに、マニでは台車をTR23に振り替えて61に・スユニでは郵便と荷物の荷重変更で61になった(一部TR23振り替え)。鈍重そうな車体の貫禄が伝わる。2025/08/18