目次
巻頭カラーグラフ(京王井の頭線3000形;譲渡車のカラーバリエーション)
1 3000系の登場まで
2 3000系の登場
3 3000系の増備と変化
4 増備車の進化
5 後天的な改造
6 3000系の終焉
7 地方私鉄への譲渡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
9
大手私鉄の中で高い知名度を誇る高度成長期以降の車両であり、過去のRMライブラリー路線ではあまり取り上げられなさそうなテーマであるが、製造期間が長くその間にマイナーチェンジや細かい仕様の違いが少なくないのが京王3000系である。余り距離の長くない井の頭線で旧式のグリーン車からステンレス車体による「省エネ」を実現させ、ブレーキの電磁直通化や回生ブレーキ搭載でその威力をさらに増強し井の頭線を3000系で統一させた。廃車後は約半数が地方私鉄に譲渡されたが、今日ではそれも老朽化が進み引退が始まっている。2022/05/25
えすてい
6
初登場から還暦以上が経過し、日比谷線03系や東武20000系での置き換えが行われた京王3000系、一方で、今も現役である地方私鉄もある。今月発売の鉄道模型趣味に3000系第一編成制作記事もあり、井の頭線という距離の短く京王でも独立した路線ゆえに形式が限定されるところだが、今もその特徴ある顔に代表されるのは、「名車」と言えよう。ところで、現在の井の頭線1000系も長きに渡り様々なバリエーションと更新工事が行われているが、将来1000系を授受したいという地方私鉄は現れるだろうか。ただ改造費が高くつくだろうな。2025/02/25