出版社内容情報
「東の関鉄(関東鉄道)、西の江若」としてファンには知られていた江若鉄道の路線建設の成り立ちや各駅の解説、沿線施設も含めた沿線模様についてお届けする。
目次
5 江若鉄道の車両の系譜(蒸気機関車;ディーゼル機関車;気動車;客車;貨車;廃線後に江若から転出していった車両;国鉄からの入線客車と夏場の多客時の借入車;その他の借り入れC12と近江鉄道からの蒸気動車)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
41
【鉄道月間・19冊目】 続いて下巻。上下巻とも本文モノクロなので、表紙写真がなおさら光る。夏の水泳客を乗せた長大な列車は、びわ湖岸を走る鉄道のハイライトだっただろう。車両編である下巻はSL、気動車、客車、貨車など全車両の紹介。「ひえい」号だったC11の1号機は、廃線後北海道へ渡り、現在東武鉄道で復元中。江若鉄道唯一の現存車だろう。大型の気動車を駆使して自社で改造していたから、まさに気動車大国である。「びわこ顔」の気動車はたしかに京阪の60型そっくりの顔である。廃線後に関東鉄道に行った車両も多かったらしい。2022/04/16
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