出版社内容情報
歴史のはざまに消えていった後世に語り継ぎたい鉄道の姿を、毎月ワンテーマずつご紹介していきます。1926年に登場したモハ30形に始まる鉄道省の半鋼製電車は、その後、改良を重ねつつ続々と増備が続けれられ、東京圏および関西圏の国鉄の通勤輸送を支える存在となっていった。しかし、戦時下に入ると資材の不足などが深刻化し、ついに1944年には製作行程や資材を極限まで切り詰めた戦時設計のモハ63形が登場することとなった。
戦後は80系や70系といった新型電車が華々しく登場する一方、第一線で活躍を続ける戦前型の国電もグローブベンチレータ化を
はじめとする更新修繕が進められ、その姿を大きく姿を変えていった。
本書は上中下巻の3巻に分け、戦前型の国電について、まだグローブベンチレータ化以前の原型に近い姿で活躍していた、1950年代の姿をまとめるものである。下巻では戦前型国電の頂点ともいうべき“流電”モハ52をはじめとする42系、そして近郊型電車のパイオニアである51系を収録する。
長谷川 明[ハセガワ アキラ]
著・文・その他
内容説明
上・中巻と同様、1953(昭和28)年6月の称号改正時を中心に、原型に近いガーランド型ベンチレータ搭載車の形式図と写真を掲載。
目次
5.42系(5‐2‐1.普通型;モハ42形;モハ43形;クハ58形(→クハ47形100番代) ほか)
6.51系(1935(昭和10)年度二次
1936(昭和11)年度
1937(昭和12)年度
1938(昭和13)年度 ほか)
著者等紹介
長谷川明[ハセガワアキラ]
鉄道友の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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