内容説明
ジョン・ランディスがモンスターたちを総解説。モンスター映画の巨匠たちとの夢の対談も収録。
目次
ヴァンパイア
オオカミ人間
マッド・サイエンティスト
ゾンビ
幽霊
ミイラ
神話とおとぎ話のモンスター
ドラゴンと恐竜
サル型モンスター
自然の逆襲
核による突然変異
悪魔の所業
宇宙モンスター
モンスター・マシーン
人間の皮をかぶったモンスター
モンスターの生みの親たち
著者等紹介
ランディス,ジョン[ランディス,ジョン][Landis,John]
1950年8月3日生まれ。脚本家または監督として映画製作に携わり、映画史に名を残すヒット作を多数手がけてきた。マイケル・ジャクソンの画期的なショートフィルム『スリラー』(1983)の監督としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
マイケル・ジャクソンの「スリラー」の監督さんによる皮肉たっぷりな語り口に時に笑い、時に驚き。モンスターってどういうものなんだろう?と思いながら、現代の流れがこの人の言っている「世間のモンスター像」とは変化しているんじゃないかな、とも感じました。2011年出版だから仕方ないけれど、2017年「シェイプ・オブ・ウォーター」はモンスターを美しいと思っていた人たちのための映画だったと思います。悪役で言えば今年にはディズニーで最も嫌われていると言ってもいい悪役クルエラをなんとエマ・ストーンが熱演。面白いな。2021/10/05
更紗蝦
28
著者のジョン・ランディス氏が、個人的主観を基に、映画に登場するモンスターを厳選してまとめていますが、クリーチャーだけでなく、「モンスターめいた邪悪な人間」(マッドサイエンティストや殺人鬼など)も含まれています。基本的に映画批評の視点はありませんが、「あ、これは著者的には駄作扱いなんだな」と分かる辛口な表現が時々あります。クリストファー・リー、ジョー・ダンテ、デヴィッド・クローネンバーグ、サム・ライミ、ギレルモ・デル・トロ、レイ・ハリーハウゼン、リック・ベイカー、ジョン・カーペンターへのインタビューあり。2021/06/13
めがねまる
19
「狼男アメリカン」「ブルースブラザーズ」などの監督ジョン・ランディスによる、様々なジャンルのモンスターを集めた文字通りの大図鑑。オールカラーで写真いっぱい、時々辛辣な解説も楽しく、映画関係者へのインタビュー(映画監督たちのモンスターの定義や考え方がそれぞれ違って面白かった)もあり読み応え抜群。クリストファー・リーへのインタビューもファンとしては嬉しい。見たい映画が倍以上になってしまった。絶対買おう。2018/04/12
キャル
14
オカルト物からSF、サイコ、ファンタジー、サイコ・キラー等々、あらゆるジャンルの映画から、 掻き集めたようなタイトル通りの大図鑑で、尚且つモンスター博物館のようだ。 読んでるだけで、その映画を観賞している気分にさせる著者ランディスの辣腕ぶりがうかがえる。 映画の中のワンシーンを抜擢したモンスターたちの姿形が、 どれも「決めのポーズ」に見えるという選り抜きの写真はセンス抜群で、且つ劇的ですらある。2017/11/15
ポルコ
9
酷評してる映画でさえ、どんな映画か観てみたくなる。モンスター映画のDVDが増えそうだ。2014/06/24