内容説明
戦後短歌を牽引してきた近藤芳美の青春期にスポットをあて、短歌との出会いから『早春歌』『埃吹く街』に至る軌跡を克明に辿る。近藤芳美という人間を通して見えてくる時代、戦時下という時代に近藤短歌はどのようにして形成され覚醒していったのか、真摯に迫る一冊。
目次
1 思想の形成(短歌との出会い;ファシズムの席捲;アララギ)
2 大学(東工大入学;昭和歌壇;アララギ歌会;或る楽章)
3 戦争(恋愛;武昌;負傷;原隊追及)
4 曠野(東京;再生;新しき短歌)
著者等紹介
今井正和[イマイマサカズ]
1952年(昭和27年)、埼玉県秩父郡両神村(現小鹿野町)に生まれる。76年、早稲田大学法学部卒業。82年、同大学院研修生(島田信義教授指導・資本主義法思想)修了。87年、「未来」入会、近藤芳美に師事。91年度「未来年間賞」受賞。現在、神奈川県立高校の政治経済・地理総合の講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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