内容説明
コロナ禍、自由に海彼の地に旅行することもままならず、ノマドのように漂いゆく日々。外部との往来を絶たれる閉塞感。やがてロシアのウクライナ侵攻。しかしその悲しみの中でも自然からの賜物は、喪失の悲しみを次第に癒してゆく。静かな歓びに充たされる待望の第九歌集。
目次
1(みよしのの墓;流星群をながめゐる犬;猫の水素水;赤煉瓦館;鴉 ほか)
2(日暈;野草を描きに;舟をかぞへて;木造公園;入つておいで ほか)
著者等紹介
小林幸子[コバヤシユキコ]
1945年(昭和20)奈良県生まれ。「塔」選者。「晶」編集人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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